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 後悔はするが反省はしないッ!
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 今週の水曜日。労働組合から『メンタルヘルスチェック』という用紙を配られました。
 まぁ簡単に言えば、いくつかのアンケートに答えて、精神的な病気を抱えていないか調べるモノです。
 一応プライバシーの問題もあると言うことで、会社ではなく自宅で書き込んでくるように言われました。どうやらかなりツッコんだ質問が用意されているようです。

 名前、年齢、性別、勤め先などの基本的なのことを書き込んで、いざ質問へ。
 「はい」か「いいえ」の二択で、マークシート形式のようです。
 最初は極々平凡なモノ。

『寝付きは良い方だ』

『仕事にやり甲斐を感じている』

『仕事場での人間関係が上手くいっていない』


 まぁ、ナルホドと思えるような内容。鬱度をチェックするには、かなりオーソドックスな質問です。

 が、

 二十問目(全部で三百問!)を越えた辺りから、へんな質問が混ざり始めました。

『すっぱいものが上がってくる』

 すっぱいモノ……? ナニソレ。
 うーむ、妙に遠回しな聞き方です。多分、吐き気とかそう言うことだとは思うのですが……。

『これだからアイツは、と思う』

 誰のこと? ってか俺の性格、ひがみに決定?

『周囲に異常な雰囲気を感じる』

 な、なんだ。これはいったい何を意図した質問なんだ?

 もっとズバッと聞いてくれればいいのに、コレでは返答に困ってしまいます。


 かと思えば、



『私は孤独である』



 ストレートすぎだろ!



『脈が時々止まる』



 深刻すぎだろ!



『私が酔ったときに、家族が他人に助けを求めに行ったことがある』



 具体的すぎだろ!







 ……とまぁ、なんか明らかに出題者の興味本位で聞いているとしか思えないような質問が、五問に一つか二つくらい混じるようになりました。

 そして百五十問を越えた辺りから、質問内容の過激度は更に増していきます。




『気が狂いそうで心配だ』




 今まさにそうだよ!




『空を飛べそうな気さえする』




 精神病患者か!




『気が付いてみると何故ココに来ていたか分からないことが良くある』




 夢遊病患者か!
 ってか『良くある』って何だ!




『何かが私の心を操っている』




 さっきの続きかよ!




『神(または仏)のお告げを受けたことがある』




 最終形態かよ!









 ……えー、この異様な質問の数々なんなんでしょう。
 他人の心配するよりお前が病院行けと、出題者に叫び散らしたくなってきました。


 ともあれ、あと五十問ちょっと。
 出題者の方もいよいよラストスパートを掛けてきました。





『自分は何をやってもダメだと思う』



『私は生まれてこなければ良かった』



『この先、生きていく自信がない』




 鬱思考押し付けるな!




 出題者は世間全体に何か大きな不満でもあるのでしょうか?




 極めつけはこんな質問まで。





『私の性器は人の物と少し違う』




 いつ比べんだよ!




『私がダメになったのは、自慰をやりすぎたせいだ』




 サルか! ってか、


 ダメになったこと前提か!









 ……こんな調子で三百問……。

 なんかもー、ね。




 鬱度をチェックするためのアンケートで鬱になってどうすんですか? ってこと。




 出題者の胸ぐら掴み上げて、責任を取らせたい気分です。

 嗚呼……激しく鬱。orz

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『裸マンッスの奇行師』『ロスト・チルドレン』『ナイン・ゴッズ』『約束の保証、してくれますか?』を一気に読んで下さった方! 昨日に引き続きどうも有り難うございました!

『裸マンッスの奇行師』はオールギャグ小説なのに、やたらと文体が固くなってしまっています。どーもスイマセン(汗)。当時は、小説内容の雰囲気と文体を揃えるということを全くしていませんでした。とにかく難しい言葉で語彙力を示そうというアホな考え方で書いていたので……。

『ナイン・ゴッズ』は造語を出しまくったので読みづらくありませんでしたか? 楽しんでいただけたようなので大丈夫だったのかな、とは思っていますが……(汗)。ココで出てくる『デモンズ・グリッド』の設定は、色々あって私の中で一番思い入れの深いモノだったりします(笑)。

『約束の保証、してくれますか?』を読み終わられた時には夜中の三時……。こんなに遅くまで読んでいただけるとは感無量です。しかも書き手にとって最高級の褒め言葉まで。
私などの小説でよければ、いくらでも無料公開しますので、コレからもヨロシクお願いします。
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 ワープロを使ってると、鉛筆を持って字を書く機会が極端に減ってきます。
 なので皆さんも一度は経験があるのではないでしょうか。

 とっさに漢字が思い浮かばないことが。

 例えば、「ほんね」

 どうですか? すぐに出てきましたか?

 では、「こうかん」(物と物を取り替えること)。

 パッと出てきましたか?

 最後に「かたづける」

 全部出来ましたか?


 ちなみに私はすべて忘れていました。orz


ワープロで変換してみると凄く簡単な漢字なんですけどね。いざとなったら、意外に出てこないモンなんですよ。

 で、今日。
 昼休みにお弁当を食べながら、ちょっとイヤミな性格の同期とそのことについて話をしていました。

「あー、あるある。すっげー分かるよ。俺もたまになるもん。会議とかでホワイトボードにメモする係やらされた時とか、すっげー焦る」

 どうやら彼も似たような経験があるようです。

「この前なんかさー、『製造』って漢字、すぐに思い浮かばなくて」

 あー、うんうん。結構出てこないよねー。

「他に……あ、そうそう。『収集』ってどっちが先か迷うことね? 『集収』って書きそうになったよ」

 そうねー。『売買』とかも逆になることあるもんなー。

「『時計』とかさー。『時』を『と』っ読ますから、わりかしパッと出てこないんだよねー」

 あるねー。あるある。分かるよ。


「あとさ。すっげーたまになんだけど。『ぬ』って忘れることない?」










 ねーよ。













 お前、いくら何でも平仮名は……。

 悪いことは言わんから小学校に……手遅れか。


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今日も残業でした……。うーむ、プロットが進まない。
 さすがに自炊するのはメンドイので、お惣菜屋で弁当を買って帰路へ。
 いつも通りの道を通って、いつも通り踏切の前で電車の通過を待っていました。
 カンカンと無機質な音が響きます。
 しばらくして音が止み、遮断機が少し上がり始めたかと思った時、

「とーう!」

 隣で母親と一緒に待っていた四、五歳くらいの少年がいきなり飛び出しました。
 まぁ、それだけなら何てことはない、子供特有の廃テンションなんですが、



「見切りはっしゃー!」



 彼の叫び声を聞いた瞬間、私の中に戦慄が駆けめぐりました。





 み、見切り発車……?





 踏切で、見切り発車……







 ふミキリで、ミキリはっしゃ。





















 天才だ!



















 何の根拠もなく、異様な感動を覚えた瞬間でした。
 
 いつぞやの厨房共より遙かにウィットがきいていたように思います。


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『ちょっとだけ成仏、してくれますか?』を読んで下さった方! どうも有り難うございました! 感謝感謝です!
 ふひー、大分良くなってきた飛乃剣弥です。
 お薬の力って凄い……。
 今まで本当に自然治癒力だけで治していたので、薬の効果はテキメンです。あれだけ酷かった下痢も、一晩で見事に治りました。
 ……まぁ、今度は逆に出ないんじゃないかという心配事が浮上してしまったわけですが(汗)。

 さて、渡された薬は色んな種類がありまして、『咳止め』『下痢止め』『頭痛薬』『吐き気止め』『整腸剤』『解熱剤』
 これだけあれば当然、飲み方も色々です。
 例えば『吐き気止め』『嘔吐感を感じたときに飲んでください』だとか、『整腸剤』『食後に飲んでください』だとか。
 で、ですね。
 『咳止め』に書かれていた飲み方というのが、








 『食間』











 つまり、食事の間です。









 『食前』食事の前『食後』食事の後なんですから。


 この解釈は正しいはず。



 だから飲みましたよ。

















 食事の最中に。






















オトンから教わった通り。















 ……え? 何?
 言いたいことがある?












 受け付けません。










 や、ネットってホント便利だよね。


 オカンにしとくんやった……。orz


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 え゛え゛ー、どうも。まだ完治しておりません。飛乃剣弥です。
 とはいえ昨日の点滴のおかけで、大分楽にはなりました。熱もないし、寒気もない、吐き気も殆どない。
 しかし、一つだけ大きく居座っている物が。

 それは下痢(食事中の方、申し訳ありません)。

 ソレもかなりの重傷です。
 どのくらい重傷かというと、喉と直腸にバイパスが通ってんじゃないかと思うくらい。

 さらにいうなら、口にした物が液体なら五秒後には小腸へ。そして十秒後にはグーキュルルといった案配です。

 もっというなら、三十分に一回はトイレ。

 おかげで、トイレさんとは近年まれにみる濃密なお付き合いをさせていただいておりまして。「彼なしの生活なんて考えられない!」と強く思っています。

 さて、彼とそれだけ長い間向き合っていると、今まで気付かなかったことに色々と目が行くようになりました。

 例えば、水洗のレバーをどの位の角度で倒すと、適量の水が流れるかだとか。

 背中を反らして伸びをすると、一番気持ちいいところで手が後ろに壁が当たるだとか。

 天井のランプは長時間見続けると、目が焼き付くくらい強力だったとか。

 まぁ、些細なことですが色々な発見がありました。

 中でも最も新鮮だったのはコレ。



















 この写真は、トイレの扉を内側から撮った物です。
 まぁ、コレだけ見るとどこにでもある木目調の扉なんですが、もうちょっと近寄ると……




















 更に近寄ると……























 どうです? 
 もう分かりましたよね。
 はい、コレです。



















ムンクの叫び












 が















いっぱい






 だーいはっけん!





 って、脱水症状おこしそうになりながらバカなこと考えてました……。


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 どーも、こんばんは。まだまだ病み上がりな飛乃剣弥です。
 本日、一応出社いたしましたが、午前中の業務だけで急激に体調が悪くなり、午後半休を取って帰ってきました ゲホゲホ…
 多分、土日ゆっくり休めば治ると思いますが、もし治らなければシャレになりません。

 で、行って参りました。

 病院に。

 うーん、何年ぶりだろうか。
 駅前にあるとはいえ、こぢんまりとした病院です。
 カウンターで保険証を出し、椅子に座って呼ばれるのを待つ間、初診の時にだけさせらるというアンケートのような物を書いておりました。
 そこの『職業』の欄に『会社員』と書こうとして『社会人』と書いてしまったことや(広すぎだろ)、書いてる間、入ってきた常連らしき患者に看護婦が『お帰りなさい』と言っていたこと(冥途喫茶?)をのぞけば、極々普通の待ち時間でした。

 で、一時間経過して(普通だよね?)。

 ようやく私の名前が呼ばれたので往診室に。
 三十台後半くらいの男の先生は二、三質問をした後、触診と尿検査を行い、鼻粘膜を調べて私がインフルエンザであることを告げ、


「じゃ、点滴うっときましょうか」


 と、にこやかに言いました。











 て……










 

 天敵!?(違)















 点滴ってあのテンテキデスか?





 ドラマとかの病院シーンで、移動ベッドに乗せられた患者と一緒に看護婦が走って持って行きながら、その隣で患者の家族が『お父さん! お願い! 目を開けて!』とか叫んでるのを、医者が『大丈夫。私が、必ず……!』とか白い歯見せて(違)やってるあの点滴ですか!?






 正直、私の中では大改造くらいのイメージなんですけど……。







 とはいえ物事はなんでも経験です。
 カーテンで仕切られた奥のベッドに寝かされ、腕に注射針を。そして頭上に掲げられたのは見まごう事なきアレ。アクションもドラマそのまんまです。

 ポタ……ポタ……ポタ……

 って感じの。

 時間は大体一時間弱かかるらしくして、その間じっとしていなければならないのが苦痛ですがしかたありません。
 私はポタポタをじっと見つめながら、ボーっとしていました。
 すると――

「ねーねー、この健康診断の結果なんだけどさー」

 カーテン越しに看護婦の声が聞こえてきました。

「データ忘れちゃったんだけど……“異常なし”でいいよね」

「うーん、ダメだと思うけどー。喜ぶから別にいいんじゃない?」









 おいっ!









 声からして、私の点滴をセットしてくれた看護婦とは違うようです。ひょっと、私がココにいることを知らないのでしょうか。

「あ、やっばーい。コレ逆にしちゃった」

「大丈夫、大丈夫。ここに横線引いたら……」

「あっ、良い感じー」










 おいっ!











「あ、そーそー。アンタこの前言ってたじゃん。カルテ一つなくしたって」

「あ、うん……」

「あの患者さ、何か引っ越したみたいだから、きっともーウチ来ないよ」

「ホント!? ラッキー!」










 おおぉぉぉぃ!










 私が寝ていた一時間ずっとこんな不良みたいな会話しっぱなしで……。運良く(悪く?)私が出たときには鉢合わせはしませんでしたが。
 とにかくもぅ二度と行きません。あの病院には。

 まぁ、点滴はバッチきいたんだけどね。


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 え゛ー、どうも゛。飛乃剣弥です。
 昨日の昼くらいから体調が失墜してしまいました。
 熱はあるのに寒気はするし、体中が痛くてろくに眠れないし吐き気はするし……。
 『未完の魂、死の予定表』を書き上げた直後に感じた嘔吐感は、多分今の体調の前兆だったんでしょうねー。
 一瞬、体がもう小説を書きたくなくなったんじゃないかと心配してしましたが、単なるインフルエンザでホントに良かったです(ぇ)。
 病気は二、三日で治りますが、心の病はそうはいかないですからね……。

 さて、今大分楽になってコレを書いておりますが、私は病気を治す際、基本的に病院には行きません。薬も飲みません。
 沢山食べて、沢山寝る。
 自然治療法を重んじております(まぁ、メンドいってのもあるんですが……)。

 で、昨日は冷凍していたご飯二膳と、野菜をテキトーにブッこんで火を通したモノを腹の中にかき込み、十時くらいに寝ました。
 ひとまず今朝の九時に起きて会社に病欠の連絡を入れた後、昼くらいまで寝直し。起きた後は、昨日よりかなり楽になっていましたが、まだ全快にはほど遠い感じでした。なので、また何か食べて寝ようかと思っていたのですが……。


 冷蔵庫カラッポ。


 昨日、ちょっと気合い入れすぎたようです。
 なので仕方なく、私は歩いて五分ほどの所にあるスーパーに、重い体を引きずって行きました。
 少し良くなったからと言って外に出たのがまずかったのでしょうか。
 冷たい風にさらされて、頭がクラクラしてきました。
 こうなったら出来るだけ早くエネルギー補充用のブツを買って帰るしかありません。
 私はスーパーに駆け込み、トンカツ定食を選択(私の中で栄養と言えば肉)。そしてソレを持ってレジへ。
 が、先客がいました。


 買い物カゴを一杯にした。


 何を買っていたのかは良く覚えていませんが、とにかく山盛りでした。
 買い主はガリガリヒョロく、青白い顔をしたオバハン。
 いつもなら別にどーってことないのですが、今は違います。
 とにかく精神的に余裕がありません。一秒でも早く部屋に戻って弁当を食べ、横になりたいです。
 他の列に並ぼうかとも思いましたが、昼の主婦でドコも一杯。
 目の前のオバハンが終わるのを待っていた方が早そうです。
 もぅね……
















そんなんオドレの胃袋に入るんかぃ!














 我ながら大人げないことは重々承知していましたが、それでも心の中で苦言を呈さずにはいられませんでした。
 だって待っているだけでも顔が熱っぽくなっていくのが分かりましたから。

 とはいえ強引に横入りするほど理性はなくなっていません。
 これは悪魔が与えたもうた試練なのだと決め込んで待っていると、前のオバハンが急に振り向いて私の持っていた弁当に視線を落とし、






「あ、お先にどーぞ」




 その瞬間――

















おお、麗しのホワイトレディー。
















 ……ま、人間なんてゲンキンなモノですわ。


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『未完の魂、死の予定表』を読んで下さったお二方! どうも有り難うございました!
>一言メッセージをくれた方
 ヲレンの死は結構リアルでしたね。今読み返してみると私もそう思います。
 ちなみに誤変換は狙っておられましたか?

『三度目の正直』を読んで下さった方! どうも有り難うございました! コレも一応『モザイクノベル』というジャンルの小説です。

『ちょっとだけ成仏、してくれますか?』を読んで下さった方! どうも有り難うございました! 好きになれたキャラはいましたでしょうか?

『未完の魂、死の予定表』チャプター1を読んで下さった方! お時間のある時に続きを読んでいただけると大変嬉しいです!
スンマセン。今日はちょっと体調不良なんで書けそうにないです。
レスも明日いたしますのでー……。
 私は今、親元を離れて横浜に住んでいます(実家は大阪)。
 実家に戻るのは年二回。正月と、ゴールデンウィークかお盆のどちから。それ以外は定期的に電話連絡を取って話をしています。
 まぁ、一ヶ月か二ヶ月に一回くらいのペースですね。
 で、昨日。正月に帰って以来連絡を取っていなかったので、電話してみました。
 すると、

「ちょっと剣弥聞いて! あの子まだあの時のままやねんで! 全然変わってへん!」

 電話越しにいきなりハイテンションの母親。
 以前の記事でも少し話しましたが、今私の弟が修羅場です(関連記事1関連記事2)。
 五歳年上のバツ1と一緒になりたいようなのですが、親――特に母親は大反対
 正月もそのおかげで、のんびりするどころか、かなりの心労を強いられました。

「まだあんな女とイチャイチャして! ホンマ頭おかしいんとちゃうか!」

 あれから二ヶ月。
 時間が経てば少しは冷静になってくれるかと思っていましたが、かなり見込みが甘かったようです。
 冷静どころか、全身のが脳味噌に大集
 となればこの後の展開はお約束。

「ちょー! ホンマお母さん情けないわ!」

 大サービスです。

 もぅね、
















やっちまった……。










 私は電話したことを果てしなく後悔しました。
 かといって切るわけにも行きません。
 ここは大人しく話を合わせて、嵐が過ぎ去るのを待つしかないようです。
 が、


「ホンマ、あの子は昔っからやりたい放題屋からなー。アンタはこんな結婚せんといてや!」


「ま、まーまー、俺の話はええやん


 実は私、あまり結婚というモノに興味が無くて、できればこのまま独身でいたいなー、とか密かに思っております。
 弟の結婚話がコチラに飛び火して、今すぐにでも結婚しろなどと言われてはたまったモノではありません。

 私は話をそらすため、別の話題として会社の話を提供。
 すると――


「そういやアンタの周りに三十近くて結婚焦ってるって子、おったね! その子に捕まったりしてへんやろね!」



「ま、まぁ、俺の話はええやん




 これはいけません。どうやら話題の選び方を間違ってしまったようです。
 ならば次は学生時代の友達のことを……。



「アンタと仲良かった男の子、結構モテてんやろ? そんな子はもう結婚してるはずや! ちょっとどんな子としたんか聞いとき! アンタが結婚する時、普通はどんな結婚するんかよー知っとかなあかん!」






「せ、せやから俺の話はええやん







 や、やばい。また話題の選別を間違ってしまいました。
 ならば私が飼っている熱帯魚の話を。いくら何でもこれなら……。







「アンタ、結婚したらその部屋、熱帯魚なんか置く場所ないで!」









「俺の話はええやん」










 ダメです……。

 もう、ありとあらゆる言葉が『結婚』二文に結びついてしまうようです。
 ハッキリ言って手に負えません。
 どうやら弟の話が、一日でも早く纏まってくれるのを待つしかないようです。

 たのむ、弟よ。
 無理にとは言わんが、出来るだけ速やかに話を付けてくれ。
 朝起きた時、俺の枕元にができるようになる前に……。



 その日のお説教は、十二時前にようやく終わってくれました。orz


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 昨日、今まで愛用し続けてきた洗顔フォームがついに底をつきました。
 ちょっとトニック系の混ざった、ヒヤッとする感じのやつです。あの爽快感が堪らなくてずっと使い続けてきたのですが。しかし、同じ物は近くのスーパーには置いてませんでした。かといって別の物で代用する気も起きません。
 なのでしかたなくチャリンコとばして遠征。
 いつもは殆ど足を運ばないドラッグストアに行って来ました。

 いやー、さすがHAC。色々と取り揃えてありますよ。目的の物もすぐに発見。取り合えず三つほど持ってレジへ。

「いらっしゃいませー。商品、お預かりします」

 店員さんは笑顔で言って品物のバーコードを読み取ります。そして私はディスプレイに表示された金額をトレイの上に。すると、

カードでお支払いですかー?」






 いや、思っきりお札出してんですけど……。






 戸惑いながらも、「いえ、現金で」と言うと、








「はい、ありがとうございます」













 ……何が?









 いまいちスッキリしない店員でしたが、会計を終え、商品を私の方に差し出しながら、



「ではコチラ、商品と領収書とカードになります。ご確認下さい」















 だからカード使ってねーっつの!











 私はちょっと確かめたいことがあったので、しばらく商品を選ぶフリして彼の言動を観察しておりました。
 すると、判を押したように私の場合と同じ。









 なるほど、そういうことですか。









 つまりこの人は、この接客パターンしか頭に入っていないということなのでしょう。










 HACさん、









いつからドッグストアになったんスか?



 あ、犬に失礼か。

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プロフィール

Author:飛乃剣弥
最近、色んなことがどーでもよくなってきた。
それでも20%の酸素は必要。
特技は暴飲暴食と上司にタメ口。
スタンドは『ザ・ワールド』(よく無自覚に空気を凍り付かせる)。
ある種の相方

Side:バナジウム虎吉
 かえってきたツッコミ猫。
 マジに怒るとヒゲにシワがよるらしい。
 あと♀。
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登場人物相関図

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登場人物紹介
『魔女』
 現部署の同僚。女性。その柔和な微笑みは5人もの男をたぶらかし、飾り気のない言葉はオヤジ衆限定で大ウケする。真面目で頑張り屋さんなんだけど、薄氷でできた心を持つ、庶民的魔女の代表格。上唇の産毛が、近距離だとヒゲっぽく見えるのは、私が墓場へ持ち込むアーティファクトの一つ。


『漢♀』
 現部署の後輩。一応女性(諸説あるらしい)。2010年三の月に舞い降りた世紀末の大悪魔。万物流転の原理すらねじ曲げ、彼女の覇道にぺんぺん草なし。推定年齢50億26歳。今の地球は彼女が小学校の時に、図工の課題でやっつけ的に作ったというのが最も有力。


『イジメてちゃん』
 現部署、他チームのリーダー。男性。高い権力と低い物腰を併せ持つ、癒し系愛すべきバカ。仕事のふられっぷりは一人前、小言を言われる時は一番前。リーダーオーラ皆無、人生運皆無。「コラ!」と言えない、「いいえ」も言えない。身長A、性格S、男前度B、ストレス性胃腸炎度SS。


『毒メン』
 現部署の後輩。男性。世にいる大半の女性をトロかす甘いマスクから、悪意皆無の猛毒を吐き出す。ポリシーは一貫する、周りからの視線は完スルー。自分大好き、自分が一番、自分よければ全てよし。取り合えず俺最高。身長A、性格D、男前度SS、ジャイアン度SS。


『テキトー』
 現部署のリーダー。男性。貫禄のあるお腹が特徴的な三等身デフォルメキャラ。人生テキトー、大の甘党。体の大部分はチョコレートで構成されており、糖分が切れると極端に動きが鈍くなる。身長A、性格A、男前度B、無責任度SS。


『大胆撫子』
 現部署の新人さん。直属の後輩女性。清廉、華憐、お淑やかと三拍子揃った、大和撫子の純血を受け継ぐ絶滅危惧種。彼女の存在プライスレス、ホントにこの会社で良かったのかプレイスレス。時々飛び出す予想外の発言が、おじさん心を巧みにくすぐる。身長B、性格A+、美人度A+、言葉のマジシャン度S。


『逆コナン』
 現部署のボス。自他共に認めるスケベ親父。オンリーワンが大好き、ロンリーワンが大嫌い。本人は周りから人気があると思い込んでいるが、半分以上が同情であることに気付いていない。身長A、性格B、男前度B-、ロリコン度S+。


『シャドウゲイト』
 現部署の先輩女性。女性では最年長。ビーバー顔、フィーバー体質。おだててやれば際限なくテンションは上がっていくが、お世辞だと見抜かれると急降下。そして死。身長B、性格C-、美人度D、おかあさん度SS。


『ザラキ』
 現部署の後輩女性。帰国子女。英語ペラペラ、日本心ペラペラ。“気遣い”の意味を若干はき違えているところがあり、親切心で人の精神を谷底へと突き落とす。身長C、性格B+、美人度A、クリティカル率S。


『ジェシー』
 本妻。五年間連れ添い、数々の艱難辛苦を共に分かち合ってきた喪服美人。しかし旦那の勝手な都合でオーバークロックさせられ、メモリを半減させられ、あまつさえ超ハイスペックな側妻に旦那を寝取られてしまった悲劇の団地妻。復帰のため、側妻に呪いを施し中、らしい……。


『キャサリン』
 側妻。最新のCPUを内蔵した、超ハイスペックなキャリアウーマン。が、非常にプライドが高くて気むずかしく、起動させるだけで多大な労力を割かれることもしばしば。また起動後も、こっそりアイコンを消したり、DVDドライブをガン無視したりなどのお茶目なイタズラを連発し、旦那を振り回している。


『トリビアン』
 元上司。すでに退職。男性。四十代後半。強い者に弱く、弱い者に強い。常に底知れない小物オーラをまとう。何にでも『へぇーへぇー』と返すため、ソレが重要かどうかの判断が非常に難しい。必殺技は『赤ちゃん喋り』。


『アバウト・ミー』
 前テーマのリーダー。男性。三十代後半。血迷って大手企業を退職し、我が社の所長の怪電波に捕らわれた哀れな中途採用者。生き方もいいかげんなら、言動のすべてがいいかげん。なんとなく『ヨソ様』に通じるところがある。必殺技は『KYっておいしいの?』。


『デコっぱら』
 前部署の先輩。女性。三十代前半。人当たりがよく、愛嬌もあり、十人中九人が可愛いと言うだろう容貌の持ち主であるが、残念ながら額に三段腹がある。必殺技は当然『上目遣いから怪光線』。


『年下おかみ』
 前部署の後輩。女性。二十代半ば。肌の色、言葉遣い、身にまとうオーラ、全てが白い。一見すると良家のお嬢様だが、実はとんでもない秘密兵器を隠し持っている……と勝手に妄想して私が一方的に崇め奉っていた……が、本当に持っていたことが発覚。その必殺技は『暗黒面オーラ』。聞く者の服従心を強制的に引き出す恐ろしい技である。コレにより『年下あねご』から『年下おかみ』にクラスチェンジ


『人妻カオス』
 前部署の先輩。女性。三十代後半。やることなすこと全てが突飛で人畜有害。自爆することもしばしば。社歴が長いわりにルーチンワーク専門。必殺技は『残念なことが。失敗しちゃった』。


『お局様』
 前々々部署で非常にお世話になった女性。推定年齢五千歳。妖怪の生まれ変わりとのウワサも。いろんな意味で怖い。


『飛躍魔人』
 前々部署の直属の上司。女性。三十代後半。頭はキレるが、思考に脈絡のないことが多い。面倒見はいいが、軽い口調で大仕事をふる。怖い。


『死語使い』
 前々部署の大先輩。女性。三十代後半。「ロン毛」「アウトオブ眼中」などの死語をたくみに使いこなす。美人だが静かにキレる。怖い。


『ミス・ミスター』
 本社に異動となった一期上の先輩。女性。三十代前半。「液々しちゃう」「照りっぱなし」など、地球外言語をよくたれ流す。基本的にほわほわとした性格だが、笑顔でキレる。怖い。


『ブラック・マジョム』
 前々部署の先輩。女性。三十代前半。結婚願望が非常に強く、食虫植物のように相手を狙っている。声は幼く可愛らしいが頭の方はそれ以上に幼く、言って良いことと悪いことの区別がついてない。素で破滅の言葉をバラまく。怖い。


『ヨソ様』
 四つ下の後輩。男性。二十代前半。とにかく怖いもの知らずで、常に我が道を行く。本人の知らないところで、私に実害が及んでいるケースが多い。怖い。


『ザ・ハーレム』
 本社に異動となった前々上司。男性。四十代後半。五人の女性を一度に相手にしたことがあるらしい。「女子大生」と「女子大学生」の違いに異常なこだわりを持つ。ヌルい。


『サリ平』
 元特許部署の人。男性。三十代後半。「サリーちゃんのパパ」と「波平」のキメラ体。現在は退職してプー。基本的に毛深いが大切なところは薄い。ハゲい。
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