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 後悔はするが反省はしないッ!
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 えー、昨日の夜。私がゲームをしていると突然携帯が鳴りました。
 ディスプレイに表示されたのは見知らぬ番号。
 取りあえず出てみると、

「剣弥ー? 分かるー? おばーちゃん」



 背筋が凍り付きました。

 電話の主は母方のおばあさん。私との相性は絶に悪いです。
 しかも年末実家に帰った時、弟の結婚話に大反対していた母親の味方。あの時も弟を責め、私には真面目に結婚するようにとキツク言ってきた本人です



 ぶっちゃけ天敵です。



 そんな祖母が私に直接電話とは。お見合いの話しでも持って気やがったのかテメーヤローシメルゾと本気で思いました。
 が、

「今ねー、おチビちゃん達が来てんのよー。お正月に挨拶できんかったでしょー。丁度良いから今しといてー」

 『おチビちゃん』というのは、今年で高二、中三になった私の二人の従姉妹のことです。
 祖母は二人がどんなに大きくなっても『おチビちゃん』と呼びます。昔から言い慣れた呼び名だからでしょう。

 まぁ、ともかくケンカを売りに来たわけではなさそうなので一安心。
 私が「分かった」というと、電話の向こうで声の主が変わりました。

「剣にーちゃん。あけましておめでとーございます」

 最初、誰だか分かりませんでした。声が全く違っていたからです。
 彼女達と最後に会ったのはもう五年以上も前。私が大学院の実験やら就職活動やらで忙しくなってからは、まったく会っていませんでした。
 懐かしいなー、と思いながら「あけましておめでとう」。
 そして第二声を発そうとした私は固まってしまったのです。


 共通の話題がない。
 

 これ以上何を喋ればいいのか分からない。


 しかし大阪人として会話を盛り上げないわけには行きません。
 私の頭はプレステ5の処理速度バリに高速回転。過去の出来事が走馬燈のように頭を駆けめぐります。
 脳内で過剰分泌されるノルアドレナリンとよく分からない紫色の液体
 日常が戦場に、安寧が「ありえねー!」に変わり始めた時、私の頭にが舞い降りたのです。




「せ、背どのくらいになった?」




 『つまんねーよ』というが。




「ん、んーと、今160ちょい、かなー……」




 終わった。終わってしまった。
 会話が続かない。そもそも身長の話題を膨らまそうなんて無理だ。

 私はすぐに次の話題を要求されました。


「そ、そっか。えーっと……今いくつになったんやったっけ」


 『もう帰れよ』というも降って来ました。


「今年で17、かな……」


 苦しい。もの凄く息苦しい。
 濃度が足りない。笑いの濃度が。
 ボケろ。何とかボケて盛り上げろ。
 私の中のもう一人の自分が叫びます。


「そっかー。もう17なんやー、早いなー。俺まだ16かと思ってたわー。ボケとんなー



 『終了』というが目の前に差し出されました。



 結局、相手も話が続かないことを悟って妹にバトンタッチ。
 すでに頭の中、脱血漏流(だっちろうる)の私には、当然気の利いた言葉など思い浮かばず、あえなく撃沈。


 受話器を置き、私はゲームを再開することも忘れてしばらく放心しておりました。
 ……なんと言いますか、ひょっとしてコレが俺の真の実力? みたいな。


 過ぎ去った時間はもう取り返せない。
 きっと彼女たちの頭には『論外。の価値なし』とインプットされたことでしょう。
 嗚呼……。


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 謝楽さん! 『誰が為に冥霊は吼える』へのご感想どうも有り難うございました! 嘉木堂のセリフ回しは意識して凝った部分もありますので、印象に残ったと言っていただけると嬉しいです。
 またいつか長編を書こうかと思っておりますので、嘉木堂と藍原さんの夫婦コンビを支えてあげてください(笑)。
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 今から三ヶ月ほど前。私の頭を非常に悩ませている物がありました。

 それは電気代。

 月、8000円。

 真夏とか真冬だったら分かるんです。毎日エアコン、ガンガン入れますから大体こんなもんなんです。
 しかし三ヶ月前と言えばまだそれなりに暖かい日の多かった時期。エアコンは殆ど使っていませんでした。
 にもかかわらずこのお値段。
 ここにエアコン代がプラスされると確実に諭吉さんの出動要請がかかります。
 おかしい。
 何かがおかしい。
 去年の今頃は5000円くらいだったのに……。
 
 私の頭によぎる嫌な予感。
 まさか漏電?

 取りあえず使っていない電源のブレーカーは全て落として様子を見ることに。
 そして一ヶ月後。
 ポストに入っていた電気代の明細書には8520円という意味不明な数字が……。
 更に上がっている。なぜ……?

 漏電ではない?

 私は必死になって考えました。
 いくら何でも月、3000円の追加徴税は痛すぎる。

 去年と今年の違い。何だソレは?

 テレビを薄型液晶に変えた?
 いや、それだけでこんなに上がらない。なにより私はテレビを殆ど見ない。ちょっと衝動買いしてみただけ(ぉぃ)。

 自炊の回数が減って弁当を暖める回数が増えた?
 いや、たかが電子レンジ代だけで3000円は増えない。なによりウチの電子レンジは20秒以上温められない。それ以上動かすと変な音がし始める(そっち先に買えよ)。

 パソコンをつけている時間が長くなった?
 いや、去年の方が長かったはずだ。RPGの自動レベル上げのために一晩中付けていたから(廃人仕様)。

 じゃあいったい何なんだ。

 去年と今年の違い。

 あと残っている違いと言えば、そう……

 風呂場の乾燥機を3時間ほど付けっぱなしにしているくら――








それじゃん。







 おもわず脳内ツッコミが聞こえた瞬間でした。

 だって念入りに乾燥したかったんだもん……

 この乾燥時間を20分に落とした月からはちゃんと5000円前後の電気料金に戻りました……。orz 

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 昨日も書きましたが、私はお酒を飲むと、ちょっと記憶が飛んだり、ちょっと奇行に走ったりします。

 ところでこの『ちょっと』という言い回し。実は二つの意味が含まれていることを、皆さんご存じでしょうか。

 あれはそう。私がまだ高校生の時です。
 あの時も似たようなことを言われ続けておりました。

「飛乃君なー、ちょっと物理の成績悪いなー」

 担任の教師にこう言われた時、私は妙な安堵を覚えました。
 だって、『ちょっと』なんですから。
 つまり逆に言えば、少し勉強すればなんとかなるということ。お話にならないレベルではないことを知って、私はちょっとだけ勉強量を増やしました。

 しかし次の模試の結果を知らされた時も、

「うーん。物理、もーちょっとガンバロか」

 またしても『ちょっと』と言われました。
 どうやら私の思っていた『ちょっと』とは量が違ったようです。なので、もう少しだけ勉強量を増やしてみました。

 しかし二学期の中間テストの結果を知らされた時も、

「やっぱ物理がちょっとなぁ……」

 まだ足りないようです。なかなか実に結びつきません。
 まぁ勉強量を増やしたからといって、それがすぐに結果につながるわけではありません。気長にやるだけです。

 で、二学期の定期考査。
 この時は三者面談でした。
 私と母、そして担任の教師が顔を合わせ、今回の成績について話し合いました。

「あのー、飛乃君のお母さん。飛乃君、真面目に頑張ってくれてるんですけど、ちょっと物理が弱いみたいなんですよ。もーちょっと頑張ってくれたら、いい大学行ける思うんですわ」

 先生はいつも私に言っているのと同じ言葉を母にも言い、その日の面談は終了しました。
 そしてその日の帰り道。母と二人で歩いていると、

「剣弥。ちゃんと先生の言うこと聞いてた?」
「ああ、せやからもうちょっとだけ頑張ったらええんやろ? やってるって」

 私の脳天気な言葉を聞いた母は、少し訝しげな顔になり、

「アンタ、ゆーとくけど先生が言っていた『ちょっと』『少し』って意味とちゃうんやで?

 ……へ?

 思わず目が点になったのをよく覚えています。

「もーちょっと頑張らなアカンゆーたら、大分性根入れて勉強せなアカンゆーことなんやで? わかっとる?」

 ……そ、そうなんッスか?

「……その顔は分かってへんかったな」

 はい……スイマセン。

 まぁ、そんなわけで認識を改め、かなり気合いを入れてやった結果、先生から『ちょっと』とは言われなくなりましたとさ。
 めでたしめでたし。

 けど日本人って、なんで肝心なことまで奥ゆかしく言うんだろーね。これがお国柄ってヤツなんでしょーか?


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 『麻緒と黒魔術と白い恋』に感想を下さったあおいさん! ご指摘の部分はごもっともだと思いました! また時間を掛けて感想返し書かせていただきます!
 えー、本日。昼すぎまで死んでました。
 原因はエタノールより分解された過剰量のアセトアルデヒドが、酢酸に移行することなく脳内に溜まり続けていたから。

 ぶっちゃけ二日酔いです。

 昨日、部屋でお酒を飲んでいる時、物足りなかったのでおかわりをしてしまったことが大きな原因でした。

 で、十二時過ぎにフトンからもそもそと這いだし、部屋の電気をつけた私の目に驚愕の光景が。













なぜリビングに便所のスリッパが……?












 えー、以前も書いたと思いますが、私はお酒を飲むとちょっと記憶がなくなります。
 まぁ知らない間に部屋が綺麗になっていたり、ゴミが捨てられていたり、熱帯魚の水替えがされていたりするのは別にいいんですが、勿論とんでもないことをしたりすることもあります。



 観葉植物の葉にラクガキしてみたり、



 実家に無言電話してみたり、



 ネットで掲示板荒らしてみたり。



 ……ちっさいなー、俺。

 まぁそんなわけで、目覚めと同時にヘコむこともしばしば。
 そして今日も大いにヘコみました。

 便所のスリッパを履いて歩いたと思われるところを片っ端から雑巾で拭いて、終わったのが一時半。
 お腹も空いてきたので、お昼ご飯でも作ろうかと食器棚を見てみると、














なぜ熱帯魚のエサが……?


















 茶碗とコップの間に、いつも熱帯魚にあげているエサの入れ物がちょこんと座っておりました。
 考えました。
 それはもう一生懸命。
 コレがココにあると言うことは、私は酔っ払って何かとんでもないことをしたはずです。

 エサの入れ物を片手に持ち、悩み続けること五分。































 そうだ。



 そうですよ。



 私、昨日、








 食べました。









 熱帯魚のエサを。










 で、殆ど味なんかしなかったんで、勢いでバクバクと……。









 う……
















 教訓:世の中知らなくて良い事の方が多い(ツッコムとこ違う)。


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 ウェブ拍手で心温まるメッセージを送って下さった方! ありがとうございます! あなたの言葉を支えにコレからも小説、日記、共に頑張っていきたいと思います!
昨日、大変なことが起きました。
 お昼過ぎにポストを見に行くと、少し遅めの年賀状が3枚。確かまだ年賀ハガキが残っていたはずと部屋に戻り、あさってみると2枚しかありません。
 仕方なくコンビニに買い出しに。
 ところが……

「すいません。もう終わっちゃいました」

 渋々別のコンビニに。

「売り切れですね」

 また別のコンビニに。

「もう、ないんですよー」

 









な、なんだと……。










 どこに行っても返ってくるのは同じ言葉。
 どうやら時期が時期だけに、どこも置いてないようです。

 返さなければならない年賀状は3枚。
 手持ちの年賀ハガキは2枚。



 これは誰かに犠牲になって貰うしかありません。



 返す相手は、『直属の上司』『個人的に仲のいい別部署の先輩』『ちょっと嫌いな行き遅れた同じ部署の女性』




 考えるまでもありませんでした。




 私は何事もなかったかのように家路につき、帰る前にスーパーに寄っていきました。夕食の食材を仕入れるためです。
 そこで、私は運命的な出会いを果たしてしまったのです。

 切れていた洗剤もついでに買っていこうと、雑貨売り場を物色していた私の目に飛び込んできた物がありました。

 コレです。




















 弔事全般に用いられる「御霊前」の封筒。




 コレを見た瞬間、私の中で誰かが言いました。









 ネタに走れ、と。








 おめでたい年明けの挨拶に、あえて……。

 良識と信念が激しい葛藤を繰り広げましたが、圧倒的優位で信念が勝りました。

 この封筒を見て私は考えました。
 ただコレを手紙として送っても面白くありません。
 今年は亥年。
 私は「御霊前」と書かれた封筒をジッと見ながら考えました。
 そして五分後、一瞬目の前が明るくなったかのような閃きが降ってきたのです。
 
 そうです。
 ちゃんと書かれているじゃないですか。
 
 『イノシシ』と。

 ココに……。




























 更にトドメの一発としてコメントも。
























 完璧! 完璧だ!

 完璧すぎるブラックジョーク










 ……え? 殺されないかって?


 




















 だってもう出しちゃったんだもーん!





















 ……なんか最近病んでるなー……。 


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 『麻緒と黒魔術と白い恋』さっそく読んで下さった三人の方々! どうも有り難うございました! 大感謝です!


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 拍手メッセージへのご返信
>ブログと小説いつも読んでます。どちらもとても面白いですね。日常を面白く書くコツでもあるのでしょうか?

 日常を面白く書くコツ……ですか。とりあえず『面白い』と言っていただけたことに感謝です。
 コツ……うーん……なんだろ。『ツッコミ』かなぁ。どれだけ面白いネタでも、ツッコミが中途半端だと面白くなくなりますし、逆に普通のことでも変な例え話とか出してツッコんでいくと面白くなるときもあります。
 私の場合はジョジョ絵に助けて貰う時も多々ありますが(笑)。
 私と母がいた部屋に、父と弟が加わり四人全員が勢揃い。
 まず先制攻撃を仕掛けたのは母でした。

「大学の時からホンマ好き勝手してー! アンタ親の気持ち考えたことあるん!」

 弟も負けてはいません。

「そんな俺が親の言うこと何も聞いてへんような言い方すんなや! 言われたとおり国立に現役で入って、ちゃんとした会社行って、自立しとるやんけ!」

「全然自立なんかしてへん! 女に騙されおって! こんなんやったら大学なんか行かすんやなかったわ!」

「今大学の話は関係ないやろ! そんな昔のこと引きずり出すなや!」

 この調子でしばらく平行線状態。
 確かに弟が大学時代、自分の好き勝手やっていたのは確かです。聞くところによると、父からの仕送りだけでは貯金が底を付いたことが何度かあり、母が別にお金を振り込んでいたこともあったそうです。
 かといって母も母で。弟が大学に入学した時は泣いて喜んでいたのに、今更それはないんじゃないかという気もします。

 とにかくお互いに頭に血が上っており、とてもではありませんが客観的な物の見方など出来ません。二人とも自分が正しいと思っております。
 しかも母ときたら、

「ええか! お母さんはな、別に金返せゆーてる訳やないねん! 結婚するにしても何にしてもちゃんと筋通せゆーてんねん! こっちかてアンタに投資したってんねんから、それなりの誠意見せなあかんやろ! 子供はそーやって親に義理立てるモンちゃうん!」






 ヤクザですか、アンタ。






 で、話に決着が付かないまま、十分ほど息もつかせぬ攻防戦が続きました。
 やがてお互いに言い疲れてきたのか、言葉数は少なくなり、無言のまま睨み合う時間も増えてきました。
 そろそろ話をまとめる方向に持っていかないと、いつまで立っても終わりそうにありません。なので私は、

「まぁ、コレでお互いに言いたいこと言ったやろ? こんなモン、今日明日に決着付くモンちゃうんやから、またしばらく時間置いたらどーや」

 と、提案。
 こういう問題は時間が解決してくれるのを待つしかありません。
 しかし――

「何言ってんねん! まだ言い足りんわ! それにアンタはどーやの! 結婚したい相手とかおんの!




 飛び火、キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ッ!!



 何とあろうことか、今度は私の方に矛先が向けられました。

「いや、そんなん別におらんけど……」

「何でやの! アンタの方こそ、そろそろ結婚せなあかんのんちゃうん! 大体、兄弟二人おったら、兄ちゃんが先に結婚するのが普通ちゃうん!」




 古き慣習、キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ッ!!



 いや、そんな理由で結婚させられたら人生台無しですよ。
 だって結婚なんかしたら小説が書け(ry

「まぁまぁ、それは別の話やん。今は弟の方の結婚が問題なんやろ?」

 と、横手から意外な父の助け船。母の味方かと思っていたのですが、さすがに見るに見かねたのでしょうか。

「いーや! この際二人共に言っとかなあかんわ! アンタらええ大学出て、ちゃんとした企業に入ってんねんからな! もうちょっと、ちゃんとしたの連れて来なあかんわ!」

 そこでまた弟がカチンと来て、

「そんなんオカンの勝手な基準やろ! 五歳上のバツ1かて、俺から見たらちゃんとしとんねん! オカンが知らんだけや!」

「いいや! アンタは騙されとる!」

 また、平行線に逆戻りです。
 二人とも本当にタフです。コッチは聞いているだけで疲れるというのに。父も何も言わずにただ見ているだけ。完全にカヤの外です。まぁ、私の結婚話は言われなくなったので別に良いんですが……。

 そして言い合いはまた十分ほど続き、二人が疲れ始めたところで私がもう一度話をまとめようかと思った時、

「ほんなら今日はこのくらいにして……」

「アンタ! アンタもこの子みたいに、親に隠れて週末婚してんやないやろーね!」




 死語、キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ッ!!



 ……とまぁ、こんな感じで当然の如く決着は付かず。勝負は次回に持ち越し。
 いや……ホントーに疲れた年末年始でした。
 しばらく実家に近寄りたくなひ……。

 なんかねー、オカンの言い分も分かるし弟の言い分も分かるんですけど、そんなことより……






























 と、声を大して言いたい。orz


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 昨日『貴方に捧げる死神の謳声 第二部』を読了して下さった方! そして今日一日で『貴方に捧げる死神の謳声 第二部』の本編とサブストーリーを一気読みして下さった方! どうも有り難うございました! 
 そしてあおいさん!『『羅刹』『死神』の温泉ゆけむり大作戦』へのご感想どうも有り難うございます! またメールにて返信させていただきますのでしばらくお待ち下さい!
 えー、私には一つ違いの弟がいます。
 もう親元を離れて、一部上場の会社で立派な社会人として生活しています。
 で、今から三ヶ月ほど前。弟が、結婚したい人がいると父親に申し出たそうです。
 その相手というのが五歳年上のバツ1。
 そのことを父から電話で聞いた時に、私は別に「ふーん」ってな感じでした。
 弟は私と違い非常に優秀で、どこか天才肌的なところがあります。
 独学で東大に合格したり、突然「弁護士になる」と言い出して僅か二年で司法試験に合格して見せたり、言葉もサッパリ分からないのにブラジルに留学してみたり。

 まぁ、色々と離れ業を披露してくれました。

 そんな弟が結婚すると言ってるのです。兄としては、「アイツが言い出したんやから、別に好きなようにさせたらええんちゃうん」ってな感じでした。
 良く言えば信頼。悪く言えば放任。
 どちらにせよ、弟の選択が間違っているとは思わなかったのです。
 ところが――

「オカン泣いてもーてなー。コッチ大変やで」

 な、なぬ?

 どうやら母は猛反対した様子。
 話を聞いてみると、「五歳年上のバツ1と結婚するなんて、向こうにダマされているに決まっている。弟は優秀なのだからもっと高望みして、いい子を捕まえろ」、と。
 まとめるとコレが母の言い分のようでした。

 私は取りあえず弟の話も聞くため電話してみました。
 すると、

「へ? オカンに話し行ってんの? 俺オヤジに、今度実家帰った時に直接話すから、まだ誰にも言わんといてや、言ったんやけどなー」




 ダメじゃん、オヤジ。




 とにかく口の軽いオヤジのせいで、知られてしまったからにはもう手遅れ。

 親子戦争の勃発です。

 どうやら父は母に洗脳され、弟の敵に回った様子。
 ならば私は弟の側に付くしかありません。

 そして去年の年末。実家に戻って親子四人で顔を付き合わせ、腰を据えて話して参りました。



 もぅね。








 生き地獄。







 実家に帰った初日に、横浜に戻りたいと思ったのは初めてでしたよ(笑)。
 だって見るからに空気が暗くて重いんですもの。
 鍋をつつきながら話そうと思ったのですが、食べている間中みんな一言も喋らず。味なんでちっともしませんでした(血汗)。

 しかしこのままでは話が進みません。弟が別の部屋にいる時を見計らい、私は母とサシで話そうとしました。取りあえず母の言い分を直接聞きたかったからです。
 父からざっとは聞いていたのですが、途中で誤魔化されてるところがあるかも知れません。

 そして話し始めようとした時、突然弟と父が部屋に入ってきたのです(ヒィィィィィ!!)。

(続きはまた明日)



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 『遠い記憶の彼方に』読んで下さった方! どうも有り難うございました!
 えー、年末。四年ぶりの再開となる旧友と会って参りました。
 付き合いはもう中学時代から続いておりまして、最近では珍しい律儀で真面目で頭に『バカ』が付くほどの正直男です。
 仕事に就いてから一緒に飲んだことがなかったので、今何をしているのかを色々と話しました。
 最初は、『結構やりがいあるよ』とか『人付き合いって難しいけど楽しいよ』など、なるほどソイツらしいことを喋っておりました。

 で、飲み始めて一時間ほどが経過した頃。
 あまり酒に強くないそいつの本音がポロポロと出始めたのです。

 『宴会で裸踊りをさせられそうになった』

 『月に七十時間以上サービス残業している』

 『週に最低二回は会社で寝泊まりしている』

 もう私は、不憫な彼の身の上話をただ聞くだけです。

 で、さらに一時間が経過した頃。彼の目を見て思いました。






























 す、据わってる
 ただ、物書き見習いとしてのクセなのでしょうか。彼の表情をジッと観察しながら、どう描写すれば読者によりリアルに伝えられるのかなどということを考えてしまいました。




 そうです。まだ私にも余裕があったのです。




 しかし更に三十分時間が経った頃。



「最近なー、体もしんどいし、精神的にも参ってるのに、上司には作り笑い向けられるようになってきたんや……」










そ、そうか……(重ぃ……)。





 目をまともに合わせられなくなってきました。



「やっぱ人間、最後は自分のためにしか生きられへんて」













そ、そうですか……(お、重いぃぃ)。






 もう彼を観察する余裕などありません。





「問題は……俺の理性がドコまでもつか、やな……」
















さ、左様で御座いますか……(重すぎるぅぅぅぅぅ!)。






 薄ら笑いを浮かべながら言った彼の言葉が私の胸を抉ります。




「なー飛乃ー……お前の方はどうなんや……」





 い、言えない。

 たまに上司にタメ口で喋っているなんて。

 客との約束ドタキャンしてるなんて。

 先月の残業時間たった三時間だなんて。

























 人の不幸は面白いと思っていましたが、どうやら認識が甘かったようです。
 世の中、なんでも度が過ぎると笑えなくなりますよね。逆に言えば笑っていられる私の不幸など、不幸の内には入らないのかも知れません。
 私は幸せ者なんだろーか……それとも天然……? うーん。
 ま、いーや。ゲームしよ。
 
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 『貴方に捧げる死神の謳声 第一部』読んで下さった方! どうも有り難うございました! よろしければサブストーリーなどもチラチラと流し読んでいただけると嬉しいです!
どうも皆さん。新年あけましておめでとう御座います。
 ようやくHPの運営と執筆を再開いたします。
 昨日実家から戻って来たのですが、色々あって疲れ果てておりまして……。まぁ、その分活きのいいネタは仕入れられたんですけどね(笑)。また、少しずつコチラでも書いていきたいと思います。

 さてさて、皆さん正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。
 私はもう完全な寝正月でして。朝起きた時に時計を見て『まだ8時か……もう一眠り』とか思っていたら『11時40分!?』とか(笑)(長針と短針を見間違い)。

 そんなダメダメな私でしたが、お散歩がてら初詣に行った時のこと。
 最近ではもう珍しくなってしまったコレを見ました。










 そう。門松。
 しめ飾りとコレを見ると、やっぱりお正月って感じがしますよね。

 でもね。この門松ってちょっとおかしくないですか?
 だって、

















>






 こんな絵だって、

















うん。












 竹の方がエライよね。










 なんにどうして『門松』なんでしょーね。
 『門竹松』とかにすればいいのに。日本語って不思議ー。三文字は長いから略って二文字にしたのかな。

 そう言えば昔、国会答弁で、








「竹中平蔵金融・経済財政担当大臣……長いんだよ







 何てシーンがありましたね。

 やっぱり『竹』は嫌われるんでしょうか(関係ない)。

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 アキトさん。『玖音の苦悩』と『『羅刹』『死神』の温泉ゆけむり大作戦』続けて読んで下さいましてどうも有り難うございました! さらに『『羅刹』『死神』の温泉ゆけむり大作戦』を読んで下さったもう一名の方! 『ロスト・チルドレン』を読んで下さった方! 本当に有り難うございます!

>謝楽さん
 新年あけましておめでとう御座います。
 拍手ボタンでの丁寧なご挨拶、有り難うございました。今年も一年、元気に小説と雑記の更新を続けていきたいと思います。謝楽さんもお体に気を付けて、お仕事と学校の方頑張って下さい。やはり体が資本ですからね。『元気が一番! 元気があれば何でも出来る!』いい言葉だ、猪木……(笑)。
 今日はクリスマス・イブですね。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
 周りがお祭り騒ぎだからって、自分もそうでなければならないことなど全くありません。
 マイペース。
 素晴らしい言葉じゃないですか。朝から部屋の大掃除したり、熱帯魚の水替えしたり、賞味期限が迫っている牛乳一気飲みしたり。


 …………。


 ……さて。
 話は変わりまして、私は昔スイミングのインストラクターのバイトしていたことがありました。他のコーチの方々もなかなか気さくな人達ばかりで、こういうイベントの日には必ずと言っていいほど仕事後にパーティーをしておりました。
 そう、あれは私がまだ大学生だった頃のクリスマス・イブです。
 特に予定のない人達で集まり、飲めや歌えやのドンチャン騒ぎ。
 そしてしばらくして、仕切りの人がマイクを持って叫びました。

「さぁ、お待ちかね! プレゼント交換ターイム!」

 そこで行われるプレゼントの交換ルールは至って単純。全員が持ち寄ったプレゼンを一箇所に集め、全てに長い紐を付けます。紐は途中で複雑に交差され、どの紐がどのプレゼントに繋がっているのか分からなくします。そして決められた順番に紐を引いていき、先にくっついていたプレゼントを貰えるという仕組み。

「イッツ、ショーターイム!」

 派手なクラッカー音と共にプレゼント交換会が始まりました。
 ソコにいたのは全員で二十人。くじ引きの結果、私は最後から二番目に紐を引くことになりました。
 
 場は順調に進み。いよいよ私の順番が回ってきました。
 そしてココで、ある重大なことに気付いてしまったのです。












「俺の用意したプレゼント……まだ誰も引いてない……」













 残された紐は二本。そのどちらかに自分で用意したプレゼントが繋がっている。



 確率は二分の一。



 50%もの大確率で、














自爆。











 それだけは避けねばならない。それだけは。

 運命の瞬間。
 嫌な汗で湿った手を伸ばし、私はゆっくりと紐を引きました。
 そして引っ張られてきた物は、私の用意したプレゼント













 ではない方でした。










 危なかったです。
 ホッと胸をなで下ろし、私は引いてきたプレゼントを開けてみました。何やら可愛い包装がしてあります。まぁ、この際物は何だっていいです。取りあえず自爆の危機を脱しただけでも私は……
































 それからしばらく、私のあだ名が「近藤さん」になったことは言うまでもありません。


















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プロフィール

Author:飛乃剣弥
最近、色んなことがどーでもよくなってきた。
それでも20%の酸素は必要。
特技は暴飲暴食と上司にタメ口。
スタンドは『ザ・ワールド』(よく無自覚に空気を凍り付かせる)。
ある種の相方

Side:バナジウム虎吉
 かえってきたツッコミ猫。
 マジに怒るとヒゲにシワがよるらしい。
 あと♀。
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登場人物相関図

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登場人物紹介
『魔女』
 現部署の同僚。女性。その柔和な微笑みは5人もの男をたぶらかし、飾り気のない言葉はオヤジ衆限定で大ウケする。真面目で頑張り屋さんなんだけど、薄氷でできた心を持つ、庶民的魔女の代表格。上唇の産毛が、近距離だとヒゲっぽく見えるのは、私が墓場へ持ち込むアーティファクトの一つ。


『漢♀』
 現部署の後輩。一応女性(諸説あるらしい)。2010年三の月に舞い降りた世紀末の大悪魔。万物流転の原理すらねじ曲げ、彼女の覇道にぺんぺん草なし。推定年齢50億26歳。今の地球は彼女が小学校の時に、図工の課題でやっつけ的に作ったというのが最も有力。


『イジメてちゃん』
 現部署、他チームのリーダー。男性。高い権力と低い物腰を併せ持つ、癒し系愛すべきバカ。仕事のふられっぷりは一人前、小言を言われる時は一番前。リーダーオーラ皆無、人生運皆無。「コラ!」と言えない、「いいえ」も言えない。身長A、性格S、男前度B、ストレス性胃腸炎度SS。


『毒メン』
 現部署の後輩。男性。世にいる大半の女性をトロかす甘いマスクから、悪意皆無の猛毒を吐き出す。ポリシーは一貫する、周りからの視線は完スルー。自分大好き、自分が一番、自分よければ全てよし。取り合えず俺最高。身長A、性格D、男前度SS、ジャイアン度SS。


『テキトー』
 現部署のリーダー。男性。貫禄のあるお腹が特徴的な三等身デフォルメキャラ。人生テキトー、大の甘党。体の大部分はチョコレートで構成されており、糖分が切れると極端に動きが鈍くなる。身長A、性格A、男前度B、無責任度SS。


『大胆撫子』
 現部署の新人さん。直属の後輩女性。清廉、華憐、お淑やかと三拍子揃った、大和撫子の純血を受け継ぐ絶滅危惧種。彼女の存在プライスレス、ホントにこの会社で良かったのかプレイスレス。時々飛び出す予想外の発言が、おじさん心を巧みにくすぐる。身長B、性格A+、美人度A+、言葉のマジシャン度S。


『逆コナン』
 現部署のボス。自他共に認めるスケベ親父。オンリーワンが大好き、ロンリーワンが大嫌い。本人は周りから人気があると思い込んでいるが、半分以上が同情であることに気付いていない。身長A、性格B、男前度B-、ロリコン度S+。


『シャドウゲイト』
 現部署の先輩女性。女性では最年長。ビーバー顔、フィーバー体質。おだててやれば際限なくテンションは上がっていくが、お世辞だと見抜かれると急降下。そして死。身長B、性格C-、美人度D、おかあさん度SS。


『ザラキ』
 現部署の後輩女性。帰国子女。英語ペラペラ、日本心ペラペラ。“気遣い”の意味を若干はき違えているところがあり、親切心で人の精神を谷底へと突き落とす。身長C、性格B+、美人度A、クリティカル率S。


『ジェシー』
 本妻。五年間連れ添い、数々の艱難辛苦を共に分かち合ってきた喪服美人。しかし旦那の勝手な都合でオーバークロックさせられ、メモリを半減させられ、あまつさえ超ハイスペックな側妻に旦那を寝取られてしまった悲劇の団地妻。復帰のため、側妻に呪いを施し中、らしい……。


『キャサリン』
 側妻。最新のCPUを内蔵した、超ハイスペックなキャリアウーマン。が、非常にプライドが高くて気むずかしく、起動させるだけで多大な労力を割かれることもしばしば。また起動後も、こっそりアイコンを消したり、DVDドライブをガン無視したりなどのお茶目なイタズラを連発し、旦那を振り回している。


『トリビアン』
 元上司。すでに退職。男性。四十代後半。強い者に弱く、弱い者に強い。常に底知れない小物オーラをまとう。何にでも『へぇーへぇー』と返すため、ソレが重要かどうかの判断が非常に難しい。必殺技は『赤ちゃん喋り』。


『アバウト・ミー』
 前テーマのリーダー。男性。三十代後半。血迷って大手企業を退職し、我が社の所長の怪電波に捕らわれた哀れな中途採用者。生き方もいいかげんなら、言動のすべてがいいかげん。なんとなく『ヨソ様』に通じるところがある。必殺技は『KYっておいしいの?』。


『デコっぱら』
 前部署の先輩。女性。三十代前半。人当たりがよく、愛嬌もあり、十人中九人が可愛いと言うだろう容貌の持ち主であるが、残念ながら額に三段腹がある。必殺技は当然『上目遣いから怪光線』。


『年下おかみ』
 前部署の後輩。女性。二十代半ば。肌の色、言葉遣い、身にまとうオーラ、全てが白い。一見すると良家のお嬢様だが、実はとんでもない秘密兵器を隠し持っている……と勝手に妄想して私が一方的に崇め奉っていた……が、本当に持っていたことが発覚。その必殺技は『暗黒面オーラ』。聞く者の服従心を強制的に引き出す恐ろしい技である。コレにより『年下あねご』から『年下おかみ』にクラスチェンジ


『人妻カオス』
 前部署の先輩。女性。三十代後半。やることなすこと全てが突飛で人畜有害。自爆することもしばしば。社歴が長いわりにルーチンワーク専門。必殺技は『残念なことが。失敗しちゃった』。


『お局様』
 前々々部署で非常にお世話になった女性。推定年齢五千歳。妖怪の生まれ変わりとのウワサも。いろんな意味で怖い。


『飛躍魔人』
 前々部署の直属の上司。女性。三十代後半。頭はキレるが、思考に脈絡のないことが多い。面倒見はいいが、軽い口調で大仕事をふる。怖い。


『死語使い』
 前々部署の大先輩。女性。三十代後半。「ロン毛」「アウトオブ眼中」などの死語をたくみに使いこなす。美人だが静かにキレる。怖い。


『ミス・ミスター』
 本社に異動となった一期上の先輩。女性。三十代前半。「液々しちゃう」「照りっぱなし」など、地球外言語をよくたれ流す。基本的にほわほわとした性格だが、笑顔でキレる。怖い。


『ブラック・マジョム』
 前々部署の先輩。女性。三十代前半。結婚願望が非常に強く、食虫植物のように相手を狙っている。声は幼く可愛らしいが頭の方はそれ以上に幼く、言って良いことと悪いことの区別がついてない。素で破滅の言葉をバラまく。怖い。


『ヨソ様』
 四つ下の後輩。男性。二十代前半。とにかく怖いもの知らずで、常に我が道を行く。本人の知らないところで、私に実害が及んでいるケースが多い。怖い。


『ザ・ハーレム』
 本社に異動となった前々上司。男性。四十代後半。五人の女性を一度に相手にしたことがあるらしい。「女子大生」と「女子大学生」の違いに異常なこだわりを持つ。ヌルい。


『サリ平』
 元特許部署の人。男性。三十代後半。「サリーちゃんのパパ」と「波平」のキメラ体。現在は退職してプー。基本的に毛深いが大切なところは薄い。ハゲい。
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