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 後悔はするが反省はしないッ!
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 私の会社には食堂という物はなく、昼食は全て仕出し弁当です。朝、カードリーダーに社員カードを通して、三種類の中から選びます。メニューは三つとも全て日替わりなのですが、「スペシャル定食」「A定食」「B定食」と簡単な区分けがされております。
 「A定食」は極めて無難な弁当。「B定食」は好き嫌いがハッキリ現れる弁当。
 そして「スペシャル定食」は名前の通り量も多くて具材も豊富です。ただ他の二つより百円高いです。

 で、私の同期の一人に、根は良い奴なのですが、カンに障るようなことをたまー言う奴がいます。
 例えば今日、彼と一緒に昼食をとっていると、


「なんでみんな百円くらいケチケチすんのかな」


 スペシャル定食を食べながら周りの社員達を見回して、どこかバカにしたような口調で言ってきました。
 どうやら彼はスペシャル定食しか食べないようです。


「学生ならともかく、社会人なのにねー」


 本人に自覚はないようなのですが、明らかに他を見下しています。
 私はB定食だったので、ちょっとイラっときました。
 別にお金がないわけじゃなくて、単にこのメニューが好きなだけだし、あまり食欲がない時にボリュームのある物を食べたいとは思わないでしょう。


「俺なんかA定とかB定とかのメニューすら見たことないよ」


 カードリーダーの近くには各定食のメニューが貼られているのですが、最初からそんな貧乏くさいもの注文するつもりもないので見たこともない。
 彼はこう言いました。
 たかが百円くらいで、なぜそこまで見下されなければ分かりませんが私も立派な社会人です。


「A定はメニュー細かく書かれてるから選びやすいしアタリハズレないやろ。B定は聞いたことないのメニューに書かれてる時あるから、どんなん出てくるか結構楽しみあんで」


 と、大人の対応。( ̄ー ̄)
 メニューを見たことがないというなら、一度くらい見せてあげるのが社会人のマナー(ウソ)。せめて、それから比較してほしいものです。
 すると彼はちょっとうなった後、








「まー、確かにそうなんだけどねー」










 見てんじゃねぇか。












 まぁ、こういうちょっと頭の悪そうなところが彼のチャームポイントでもあるとかないとか……。


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『ちょっとだけ成仏、してくれますか?』を読んで下さった方! どうも有り難うございました! 憂子のロリ具合はいかがでしたでしょうか(笑)。
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 ノア視点での物語、お届けいたします。いかがでしたでしょうか。
 ストーリーも佳境まっただ中。
 そう、まっただ中のはずなのに……





 









 ゲームの核心に殆ど触れられていない(滝汗)。














 おかしい。予定ではチャプター4あたりで三分の一くらい放出して残りをチャプター5で明かすつもりだったのに……。

 うん、執筆ってホント上手く行かないよね。

 どうやら種明かしはアクディからの独白に頼るしかないようです(こら)。

 あと予定外といえばもう一つ。

 なんかやけにユレフが可愛らしくなってしまったことでしょうか(血汗)。
 っかしーなー、プロットではもっとえげつないことズバスバ言いまくって、終盤アタリでほんのちょっとだけ子供っぽさを出すつもりだったのに……。中盤ちょい手前くらいから急速に幼児退行が始まっている気が……(いゃまぁ、年齢的に殆ど幼児なんですけど)。
 代わりと言っちゃなんですが、ノアの方はアブナイ系まっしぐらといった感じでしょうか(汗)。ホントはもうちょっと常識的な人で、ユレフの言動を冷静にたしなめさせるつもりだったんですけどね……。
 ユレフが大人しくなっちゃったから、ノアは暴走しちゃった(血苦笑)。

 さて、残すところはあと一話のみ。もうココまで来ると隠すこともないので言いますが、ユレフ視点での物語です。
 この最終章で、アクディの野望やら陰謀やら何たら色々やらが全部明らかになる……予定です(ぇ)。
 そしてラストはハッピーエンド。
 一応その伏線は薄いなりにも張っているので、それほど強引ではない……と思うのですが(自信なし)。

 それでは、また来週。
 最終章、チャプター5でお会いしましょう。ではではー。


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 昨日、今まで愛用し続けてきた洗顔フォームがついに底をつきました。
 ちょっとトニック系の混ざった、ヒヤッとする感じのやつです。あの爽快感が堪らなくてずっと使い続けてきたのですが。しかし、同じ物は近くのスーパーには置いてませんでした。かといって別の物で代用する気も起きません。
 なのでしかたなくチャリンコとばして遠征。
 いつもは殆ど足を運ばないドラッグストアに行って来ました。

 いやー、さすがHAC。色々と取り揃えてありますよ。目的の物もすぐに発見。取り合えず三つほど持ってレジへ。

「いらっしゃいませー。商品、お預かりします」

 店員さんは笑顔で言って品物のバーコードを読み取ります。そして私はディスプレイに表示された金額をトレイの上に。すると、

カードでお支払いですかー?」






 いや、思っきりお札出してんですけど……。






 戸惑いながらも、「いえ、現金で」と言うと、








「はい、ありがとうございます」













 ……何が?









 いまいちスッキリしない店員でしたが、会計を終え、商品を私の方に差し出しながら、



「ではコチラ、商品と領収書とカードになります。ご確認下さい」















 だからカード使ってねーっつの!











 私はちょっと確かめたいことがあったので、しばらく商品を選ぶフリして彼の言動を観察しておりました。
 すると、判を押したように私の場合と同じ。









 なるほど、そういうことですか。









 つまりこの人は、この接客パターンしか頭に入っていないということなのでしょう。










 HACさん、









いつからドッグストアになったんスか?



 あ、犬に失礼か。

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 昨日、会社の健康診断がありました。
 まぁ内容はごくごく一般的で、尿検査、握力検査、体重測定、身長測定、視力検査、そして血液検査。
 いつも通り、取り立てて問題の無いまま検査は進行(ちなみに視力は裸眼で両目1.5でした。ふふふのふ(コレしか取り柄のない私))。
 そして最後の血液検査。
 いつもはその後の仕事にあまり支障が出ないよう、利き手ではない左腕から血を抜いて貰っています。しかし血を抜く看護婦さんが、

「あれっ、この血管あまり太くないですねー。すいませんが右腕の方見せていただけますかー?」

 と、間延びした声で言ってくるので仕方なく右腕を出しました。

「あ、いいですねー。こっちの方が逞しくてやりやすそうですねー」




 なんかやたら目が輝いているように見えるのは気のせいでしょうか?




 まさか血管フェチ?



 
 そんなモノ聞いたこともありませんが、このご時世あったとしても不思議ではありません。私はちょっとビビリながらも、彼女のすることに身を任せました。
 相手はプロです。ちょっと性格がおかしくても手際の良さはさすが。
 一瞬で私の二の腕をゴムバンドで縛って血管を浮かせると、殆ど痛みを感じるさせることなく注射器を挿入。そしてプラスチックの小さな試験管の中に、血液を採取していきます。
 そのままの状態でしばらくじっとしていると、




「あっ……」



 急に看護婦さんが声を上げました。

 なんかもー、『やっちゃったー』って感じの。


「あ、スイマセン。ちょっと待ってて下さいねー」


 そう言い残して彼女は試験管を外し、ソレを持って後ろに控えていた婦長さんみたいな人とヒソヒソ相談。で、すぐに帰ってきて私に笑顔を向け、


「あ、大丈夫ですよー。どうもお疲れさまでしたー」


 何事もなかったかのように終了。

 そして私から抜いた血液の入った試験管を、専用スタンドに立てました。

 ソレを見てすぐ分かりましたよ。彼女のミスが。



 なんかね、他の人のと比べて私の血だけ





















 倍くらい多い
んですけど。















 いやー、まさか血管フェチならぬ血液フェチだとは……。


 世の中色んな人がいますよ、ホント。


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 『冬摩のハッピー・バースデー』読んで下さった方! どうも有り難うございました!
 『ロスト・チルドレン』を読んで下さった方! エンディングを気に入って頂けて光栄です! けど、ああいう終わり方の作品はもぅ書かないかもしれません(汗)。キリ番リクエストがあれば別ですが。
 『キミの口から腹話術、してくれますか?』を読んで下さっている方! 今のところ楽しんでいただいているようで何よりです!

 >アキトさん
 『未完の魂、死の予定表』をチャプター3まで読んで下さってどうも有り難うございます! この先の二話も頑張って書いていきたいと思います。ただ『調理』という言葉は、ちょっと、ね……(苦笑)。

>あおいさん
 毎回毎回いろいろと考えて下さって本当に有り難うございます! またメールにてご返信させていただきますね!
 自慢ではありませんが、私は貧乏性です(笑)。
 食品会社に勤めているにもかかわらず、質よりも量、量が同じなら安い物を取ります。
 例えば豆腐は1丁、30円。もやしは1袋、40円。サンマは1匹、70円と言った具合に、とにかく量と安さ重視。
 まぁ別に何か欲しい物があるわけではないのですが……(取り合えず今は小説が書けるだけで(ry)。
 で、今日のお昼。
 以前の記事で紹介した『死語使い』の女性に納豆を勧められました。

「はい飛乃さん。コレ余ったからあげる」

 どうも実験で使って余ってしまった納豆をくれるようです。まぁ、この会社ではよくあること。小さなボウルにテラテラと輝く小粒の納豆が2人分ほどありました。

「どーせ会社のお金だから高いの買っちゃった。3パックで300円の!」


 300……。1パック100円……。

 ちなみに私がいつも買う納豆は3パック50円です。

「食べてみて、すっごい甘いの! 納豆嫌いな人でも食べれるよ!」

 私は関西人ですが納豆は大好きです。
 けど、同じ部署には関東出身でも納豆嫌いな人がいるようで。彼女が言うには、その人でも美味しく食べられたとのこと。
 コレは期待大です。
 私は早速その場で一口。


「どぅ!?」

 

 彼女は期待に満ち満ちた視線を私の方に向けてきます。

 あの、なんてゆーか……コレ……

















 めっさカラシきぃてんですけど


















 一言で言えば台無し。
 私がいつも食べている安物の納豆と何ら変わりありませんでした。



「甘くて美味しいでしょ!?」



 しかし他の方達は、これだけの辛さの中に甘味を感じられる様子。
 私は返答に悩みました。同じ食品会社に勤める者としてプライドがあります。
 そして考え抜いた挙げ句……
















粘り具合が最高ですね」















 今年一番の笑顔で答えました。






「でしょー。安物とは全然違うんだから」




 ……ひょっとして私は試されていたのでしょうか?
 真実は永遠に闇の中です……うーむ。


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 食品会社では多分どこでもやっていることだとは思うのですが『官能評価』というのがあります(決してヤラしい意味じゃないですよ?(汗))。
 作ってみた食品が客観的にどういう評価なのかを調べるための試験で、平たく言えば「コレ美味しいですか? 美味しくないならどういうふうに改善すればいいですか?」というアンケートを社内で行うことです。
 で、今日。
 揚げ物の官能評価にかり出されました。
 コレには唐揚げとか、エビ天とか出てくるのでかなり好きです。
 そして以下がその時のアンケート用紙。



『サツマイモの天ぷらを食べて感じたことを、次の中から二つ以下で選択して下さい。

 1. サッパリしている
 2. 油っぽい
 3. 素材の風味がよく出ている
 4. 甘味を感じる
 5. 口の中に味がいつまでも残る
 6. ころもがサクサクしている』




 これ、さぁ……。何かおかしくないですか?
 この部分。




『次の中から二つ以下で選択してください』



 まぁ文章がちょっとおかしいのは大目に見るとして、どうして『選択』に下線が引いてあるのでしょうか。普通に考えて『以下』じゃないんですか?

 選択しなければならないってのは、見りゃわかりますよ。『洗濯』と勘違いするような低脳児でもなければ、『神託』と読んでしまうほど信仰心も高くないしね。まぁ『戦爆』って言うんなら、とりあえず頑張ってみますけど(ぇ)。




 何かホント、この前の中坊といい、この会社の中年といい、『浅学』な輩が急増中って感じですな。
 うーん、日本の未来は誰が担う?


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『未完の魂、死の予定表』チャプター3を読んで下さった方! どうも有り難うございました! ベルグへは共感して頂けましたでしょうか? 
 食後の一服。それは至福の一時。
 午前中の仕事を終えてお昼ご飯を食べた後、喫煙ルームで他の社員さん達と談笑しながらあーだこーだ。
 なんか「ああ……俺、今日も生きてるっ」って感じです(笑)。
 ただまぁ、こういう幸せな時間というのはアッサリ崩れてしまう物で……。
 以前に何度かご紹介したB型自己中ブッチー。
 彼はめったに喫煙ルームには来ないのですが、たまーに思い出したように出没します。そして会話の相手をするのは居室が同じであるこの私。
 またいつものように、空気の読めない的外れな会話が飛び出すのかと思いきや……。

「飛乃君さー、俺まーた怒られちゃったよ。あの恐い女の人に……」

 なにやら沈んだ顔つきで言いながら話しかけてきました。



 『恐い女の人』



 それは我々の中である種共通のコードネーム。

 正式名称『お局様』。

 私達の部屋の裏権限は、全て彼女が握っていると言っても過言ではありません。
 このB型自己中ブッチー君。
 以前にも何度か彼女に怒られたことがあるばすなのですが、また性懲りもなく何かやらかしたようです。


「ホント聞いてよ。この前なんかさー、実験で使うからちょっとお砂糖もってっただけなのにさー。『使う前にちゃんと言って下さい!』って凄い剣幕でさー」


 まぁ、黙って持ち出した彼も悪いのでしょうが、お局様は融通が利きませんからね。例えちょっとであったとしても自分で管理している以上、前もって連絡が欲しかったのでしょう。









「たった三袋もってっただけなんだぜー? 普通それくらいで怒るかー?」







 三袋……つまり三キロ。






 ちょっと……?






「あとさー、打ち合わせの時間にちょっと遅れただけで、『今度からは時間厳守でお願いします』って言われちゃったよ」



 まぁ彼女の性格からして時間通りに始められないのは苦痛でしょうがないのでしょう。










「たった三十分遅れただけだぜー? 許容範囲内だよなー?」 








 三十分……つまり半時間。








 ちょっ、と……?








「昨日なんかさー、実験で使ってた連続遠心分離器、ちょっと消し忘れただけなのに、朝っぱらから『空運転してたら火事になるんで絶対にやめてください!』だぜー?」







 朝に言われたって……まさか……。









一晩中動かしてたからってあんなモンから火ぃ出るわけねーんだよ。常識だろ? それくらいでガダカタ言うなって話だよ」








 一晩中……つまり十二時間?










 …………。










「なんかさー、あの人ぜーんぶ俺が悪いみたいに言うから嫌いなんだよ」









全部お前が悪いんだよ。









 私自身、お局様のことはあまり好きではありませんが、今回ばかりは彼女の肩を持ちたいと思います。


 ヽ(`Д´)ノお前の物差しが狂ってんだよバーカ!


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 昨日、雨は大したことなかったんですが、風がもの凄かったですよねー。
 私の部屋、駅から帰るまでに踏切が一つあるのですが、昨日はソレがなかなか開きませんでした。多分、徐行運転とかしていたのでしょう。電車がノロノロと通り過ぎたのに「→」のランプが消えず、また次の電車待ちという感じで……。
 車は大渋滞。待っている人達も当然イライラしてきます。
 すると私の隣にいた、ちょっとガラの悪そうな中学生くらいのにーちゃん二人が、

「いつんなったら開くんだよ。こっちゃ忙しいんだよ」

「ホントだよ、ったく。誰が税金払ってると思ってんだ」

「遮断機へし折るぞ、コラ」

「もぅコレ『行列のできる法律相談所』に送るしかねーな」

「カンカンカンカン、いい加減うっせーんだよ。閑古鳥かっつーハナシだよ」

「ソレ言うならアホウドリじゃね?」


『わはははははは!』












 アタマ悪すぎ。

 











 いやね……。これほど教養のない会話、久しぶりに聞きましたよ。
 そんな調子でえんえんと文句を垂れ流し、そして五分後。ようやく踏切が開きました。
 そして彼らはダッシュで渡りながら、



「シーユー!」


 ( ゚Д゚)!?



「ハブア グッナーイ!」


 (゚Д゚ )!?


 カタコトの英語で別れの挨拶。
 いやぁ、ビックリしました。
 単に知性の低いバカだとばかり思っていたのですが……



















 
 救いようのないド低脳だったとは。



















 うん、やっぱ人は見た目じゃないですね。


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 『未完の魂、死の予定表 チャプター3』を読んで下さった方! どうも有り難うございました! かなの早朝でしたが、睡眠時間は大丈夫でしたか? そして『ちょっとだけ成仏、してくれますか?』を読んで下さった方! どうも有り難うございました! 夜水月の悪党っぷり、堪能していただけましたでしょうか?

>ヴィルアスさん
 『未完の魂、死の予定表 チャプター3』へのご感想どうも有り難うございます! またメールにてご返信させていただきます!
 ベルグ視点での死のゲーム、お届けいたします。
 さて、物語もチャプター3までやって参りました。この章はまぁ言ってみれば一つ目の山場となります。まだ読まれていない方もいらっしゃると思いますので、詳しくは言いませんが、ベルグ君色々と頭使って頑張ってくれます。予定表の仕掛けも大分見えてきたのではないでしょうか。
 内容に関しても三枚まで明らかになっていますので、『死の伏線』を色々組み合わせてたりしてあーだこーだ考えていただけたりすると大感激です(笑)。

 にしても結構いいキャラに育ってくれたなー、ベルグ君。私が大阪出身なせいか、関西弁喋るキャラはどうしても可愛がってしまう(笑)。ラストではハッピーにしてあげないと。このままじゃあんまりに、ねぇ……。

 さてさて、物語も半分を過ぎました。あとはユレフとノアの視点で書いて物語を閉めくくたいとおもいます。アクディの思惑やノアとユレフの関係(勘の良い人なら気付いたかな?)、予定表の契約について等々、まだかなり謎の部分が残っていますので、二人のお話で全て放出したいと思います。

 それではまた来週。チャプター4でお会いしましょー。ではではー。(書けるかなぁ……)


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 『ちょっとだけ成仏、してくれますか?』を読んで下さった方! どうも有り難うございました! 色葉の献身、いかがでしたでしょうか?
 今日は一歩も外に出ずに、お家でゴロゴロしておりました。
 洗濯物をしたり、布団を干したり、執筆したり、ネットしたり……。
 ところで最近(でもないか)ヤフーのトップページの広告に、バイトの情報とかがよく出るようになりましたね。特に短期バイトが多いです。
 私も大学生時代は色々とバイトしてました。
 スイミングのインストラクターやら戦隊モノの着ぐるみショー、スーパーでの売り子など。こういうのは大体ド短期で、日給で支払われることが多いです。そして時給に換算すると600円くらい……。
 非常に割に合わないバイトです。

 しかーし、そんな肉体労働だけしていたわけではありません。頭も使ってたりしてました。
 それは家庭教師のバイト。時給、なんと2500円!




 破格です。




 しかも待遇のいいところはオヤツや晩ご飯まで出てきたりもします。
 何人か教え子を持ちましたが、中には一個五百円くらいするような高級ケーキを食べさせてくれた所も(今の私の一食分以上のお値段orz)。



 しかも、ヌルい。



 親御さんは『別に成績上がらなくても良いですから、この子のお兄ちゃんになったつもりで居てください』とまで言ってくれました。






 いいんですか?








 お言葉に甘えちゃいますよ?







 と、当時の私は社交辞令という言葉を知らず、本当にダラダラと授業もどきを続けておりました。
 そんなある日。
 いつものように最初の一時間ダベりながら、ダラダラお勉強。
 そしていつものようにオヤツターイム。
 今日も今日とて高そうな洋菓子が出されて参りました。
 私はチョコレートケーキを頬張り、スポンジをほぐすために出されたジュースを口に含んで……












 ブッ!














 思わず吐き出しそうになりました。


 












 激甘。















 教え子の方に目をやると、彼も難しそうな顔でストローをくわえています。
 そして、

























 互いに目が合い、












やりますか?















受けて立とう。















 早飲み合戦が始まりました。














 今思うとアホだなーと思います。

 でもその時は男と男の真剣勝負。
 喉元にドロリと絡みつく粘着質な液体を、気合いと根性で胃に流し込んでいきます。飲むか飲まれるか。まさに男の意地とプライドを賭けた一進一退の攻防。









 そして五分後。









 勝者は私。







 
 その日は爽快な気分異常な胸焼けが複雑に絡み合ったまま、仕事を終えました。









 で、次の週。
 私がまた同じ家に行くと、



「あ、先生ー。この間はどーもスイマセンでした」



 いきなり向こうの親御さんに頭を下げられました。
 事情が掴めないので詳しく聞いてみると、


「いや、先週出した飲み物。甘かったでしょー」


 はぁ……まぁ、この世の物とは思えない甘さでしたけど……。







「あれね。本当は10倍に薄めて飲むんですよ。それを原液のまま出しちゃって」


































 やっぱ人の言葉に甘えすぎてはいけませんよね。



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『ちょっとだけ成仏、してくれますか?』を最後まで読んで下さったお二方! どうも有り難うございました! 太郎の奇行、楽しんでいただけたでしょうか?
プロフィール

Author:飛乃剣弥
最近、色んなことがどーでもよくなってきた。
それでも20%の酸素は必要。
特技は暴飲暴食と上司にタメ口。
スタンドは『ザ・ワールド』(よく無自覚に空気を凍り付かせる)。
ある種の相方

Side:バナジウム虎吉
 かえってきたツッコミ猫。
 マジに怒るとヒゲにシワがよるらしい。
 あと♀。
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登場人物相関図

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登場人物紹介
『魔女』
 現部署の同僚。女性。その柔和な微笑みは5人もの男をたぶらかし、飾り気のない言葉はオヤジ衆限定で大ウケする。真面目で頑張り屋さんなんだけど、薄氷でできた心を持つ、庶民的魔女の代表格。上唇の産毛が、近距離だとヒゲっぽく見えるのは、私が墓場へ持ち込むアーティファクトの一つ。


『漢♀』
 現部署の後輩。一応女性(諸説あるらしい)。2010年三の月に舞い降りた世紀末の大悪魔。万物流転の原理すらねじ曲げ、彼女の覇道にぺんぺん草なし。推定年齢50億26歳。今の地球は彼女が小学校の時に、図工の課題でやっつけ的に作ったというのが最も有力。


『イジメてちゃん』
 現部署、他チームのリーダー。男性。高い権力と低い物腰を併せ持つ、癒し系愛すべきバカ。仕事のふられっぷりは一人前、小言を言われる時は一番前。リーダーオーラ皆無、人生運皆無。「コラ!」と言えない、「いいえ」も言えない。身長A、性格S、男前度B、ストレス性胃腸炎度SS。


『毒メン』
 現部署の後輩。男性。世にいる大半の女性をトロかす甘いマスクから、悪意皆無の猛毒を吐き出す。ポリシーは一貫する、周りからの視線は完スルー。自分大好き、自分が一番、自分よければ全てよし。取り合えず俺最高。身長A、性格D、男前度SS、ジャイアン度SS。


『テキトー』
 現部署のリーダー。男性。貫禄のあるお腹が特徴的な三等身デフォルメキャラ。人生テキトー、大の甘党。体の大部分はチョコレートで構成されており、糖分が切れると極端に動きが鈍くなる。身長A、性格A、男前度B、無責任度SS。


『大胆撫子』
 現部署の新人さん。直属の後輩女性。清廉、華憐、お淑やかと三拍子揃った、大和撫子の純血を受け継ぐ絶滅危惧種。彼女の存在プライスレス、ホントにこの会社で良かったのかプレイスレス。時々飛び出す予想外の発言が、おじさん心を巧みにくすぐる。身長B、性格A+、美人度A+、言葉のマジシャン度S。


『逆コナン』
 現部署のボス。自他共に認めるスケベ親父。オンリーワンが大好き、ロンリーワンが大嫌い。本人は周りから人気があると思い込んでいるが、半分以上が同情であることに気付いていない。身長A、性格B、男前度B-、ロリコン度S+。


『シャドウゲイト』
 現部署の先輩女性。女性では最年長。ビーバー顔、フィーバー体質。おだててやれば際限なくテンションは上がっていくが、お世辞だと見抜かれると急降下。そして死。身長B、性格C-、美人度D、おかあさん度SS。


『ザラキ』
 現部署の後輩女性。帰国子女。英語ペラペラ、日本心ペラペラ。“気遣い”の意味を若干はき違えているところがあり、親切心で人の精神を谷底へと突き落とす。身長C、性格B+、美人度A、クリティカル率S。


『ジェシー』
 本妻。五年間連れ添い、数々の艱難辛苦を共に分かち合ってきた喪服美人。しかし旦那の勝手な都合でオーバークロックさせられ、メモリを半減させられ、あまつさえ超ハイスペックな側妻に旦那を寝取られてしまった悲劇の団地妻。復帰のため、側妻に呪いを施し中、らしい……。


『キャサリン』
 側妻。最新のCPUを内蔵した、超ハイスペックなキャリアウーマン。が、非常にプライドが高くて気むずかしく、起動させるだけで多大な労力を割かれることもしばしば。また起動後も、こっそりアイコンを消したり、DVDドライブをガン無視したりなどのお茶目なイタズラを連発し、旦那を振り回している。


『トリビアン』
 元上司。すでに退職。男性。四十代後半。強い者に弱く、弱い者に強い。常に底知れない小物オーラをまとう。何にでも『へぇーへぇー』と返すため、ソレが重要かどうかの判断が非常に難しい。必殺技は『赤ちゃん喋り』。


『アバウト・ミー』
 前テーマのリーダー。男性。三十代後半。血迷って大手企業を退職し、我が社の所長の怪電波に捕らわれた哀れな中途採用者。生き方もいいかげんなら、言動のすべてがいいかげん。なんとなく『ヨソ様』に通じるところがある。必殺技は『KYっておいしいの?』。


『デコっぱら』
 前部署の先輩。女性。三十代前半。人当たりがよく、愛嬌もあり、十人中九人が可愛いと言うだろう容貌の持ち主であるが、残念ながら額に三段腹がある。必殺技は当然『上目遣いから怪光線』。


『年下おかみ』
 前部署の後輩。女性。二十代半ば。肌の色、言葉遣い、身にまとうオーラ、全てが白い。一見すると良家のお嬢様だが、実はとんでもない秘密兵器を隠し持っている……と勝手に妄想して私が一方的に崇め奉っていた……が、本当に持っていたことが発覚。その必殺技は『暗黒面オーラ』。聞く者の服従心を強制的に引き出す恐ろしい技である。コレにより『年下あねご』から『年下おかみ』にクラスチェンジ


『人妻カオス』
 前部署の先輩。女性。三十代後半。やることなすこと全てが突飛で人畜有害。自爆することもしばしば。社歴が長いわりにルーチンワーク専門。必殺技は『残念なことが。失敗しちゃった』。


『お局様』
 前々々部署で非常にお世話になった女性。推定年齢五千歳。妖怪の生まれ変わりとのウワサも。いろんな意味で怖い。


『飛躍魔人』
 前々部署の直属の上司。女性。三十代後半。頭はキレるが、思考に脈絡のないことが多い。面倒見はいいが、軽い口調で大仕事をふる。怖い。


『死語使い』
 前々部署の大先輩。女性。三十代後半。「ロン毛」「アウトオブ眼中」などの死語をたくみに使いこなす。美人だが静かにキレる。怖い。


『ミス・ミスター』
 本社に異動となった一期上の先輩。女性。三十代前半。「液々しちゃう」「照りっぱなし」など、地球外言語をよくたれ流す。基本的にほわほわとした性格だが、笑顔でキレる。怖い。


『ブラック・マジョム』
 前々部署の先輩。女性。三十代前半。結婚願望が非常に強く、食虫植物のように相手を狙っている。声は幼く可愛らしいが頭の方はそれ以上に幼く、言って良いことと悪いことの区別がついてない。素で破滅の言葉をバラまく。怖い。


『ヨソ様』
 四つ下の後輩。男性。二十代前半。とにかく怖いもの知らずで、常に我が道を行く。本人の知らないところで、私に実害が及んでいるケースが多い。怖い。


『ザ・ハーレム』
 本社に異動となった前々上司。男性。四十代後半。五人の女性を一度に相手にしたことがあるらしい。「女子大生」と「女子大学生」の違いに異常なこだわりを持つ。ヌルい。


『サリ平』
 元特許部署の人。男性。三十代後半。「サリーちゃんのパパ」と「波平」のキメラ体。現在は退職してプー。基本的に毛深いが大切なところは薄い。ハゲい。
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