忍者ブログ
 後悔はするが反省はしないッ!
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 最近、私の頭を非常に悩ませてくれている物があります。

 朝、部屋が異常に寒いんです。

 それはもう毛布と掛け布団二枚かぶって寝てるのに、寒さで目が覚めるほどに

 おかしい。去年の今頃はそんなことなかったのに……。
 まさか角部屋が災いしてる?
 いや、それなら去年も寒いはず。なにより私の部屋は西向き。朝日がとどかないから、少し冷え込めばすぐに分かるはず(自虐的)。

 そう言えば私の住んでいるマンションも今年で築10年。老朽化が進んできたのかも知れません。

 ならば窓からのすきま風か?
 いや、それなら去年より密閉性は増したはず。なぜなら立て付けが悪かったところを、このまえ造形パテで補修したから(DIYと書いて貧乏性と読む)。

 ひょっして断熱材がイカれてきてる?
 ううむ、コレなら考えられる。さすがココまでは自分でいじれない。
 よし、時間を見つけてマンションの管理会社に補修点検依頼しよう。

 じゃあ今晩も結露防止のために、玄関の窓を開けて寝て――




















 それじゃん。

















 ……だって湿気嫌いなんだもん……。

 窓締めて寝たら非常に暖かかったです。
 リビングと玄関の間にもう一枚ドアがあるからって、寒気は入ってきますよね……。orz

ホームサイトへの案内状 


 ---------------------------------------
 『キミの口から腹話術、してくれますか?【前編】』を読んで下さったお二方! どうも有り難うございました。
 今回は黒ネタ(良い響きだ)は押さえ気味です。アレを全開にすると太郎がアッサリ憂子や孔汰を食ってしまうので(汗)。やりすぎるとドン引きされる可能性もありますしね(笑)。今作は憂子が主人公なので、太郎には一歩下がって貰っていました(それでも気が付くと前に出てくるのですが(汗))。
 ともあれ応援メッセージどうも有り難うございました! 【後編】も気合い入れて頑張ります!

>観柳さん
 『貴方に捧げる死神の謳声 第二部』へのご感想どうも有り難うございました! またメールにてご返信させていただきます。少々お待ち下さいませ。
PR
えー、少し前にちょっとしたブラックジョークをきかせた年賀状を送ったというお話をしました。
 はい。この年賀状ですね。














 で、つい先日ですね。コレを送った女性先輩から声を掛けられまして。

 まぁこういうジョークの通じない人でもありませんし、私としては2時間も掛けて作り上げた力作だったんで笑ってすましてくれるかなー、とか思ってたんですよ。
 ところが……。

「飛乃君……年賀状……」



 いや……何て言うんですか? 老婆のようにしゃがれた声? 立て付けの悪い観音扉? 古いテレビが映す砂嵐?
 とにかく非常に沈んだ声だったんでビックリしました。

 ちょっとやりすぎたかなー? と思いつつ私は明るい声で、

「やー、楽しんでくれましたか? 僕の渾身の傑作」

 と言うと、

「ドン引きしてたよ。親が











 な……

























 親あああぁぁぁぁぁぁ!?







「ちょ……先輩一人暮らしじゃなかったんですか!?」

 そうです。私は以前、彼女が一人暮らしだって聞いていたからこそ、この年賀状を送ったんです。いくら何でも親のいる家庭に送るほど、私も非常識じゃありません。

「うん、してたよ。半年前までね
。でも今は同居中」

「な、なんでまた……」

「戻って来いって言われたから。それに、元々通える距離だったし」

 大誤算です。
 住所を見た時に気付くべきでした。

「もぅ父親の方が凄い怒っちゃってさー。見た瞬間、びーって破っちゃって」






>









「母親の方も『誰この人!? 会社の人!? 頭大丈夫!?』とか言って、なんかアタシが悪いことしたみたいで」






















「あそこに飛乃君の住所書いてあったじゃん? ひょっとしたら父親からプレゼントあるかもよ。斧とか
























「そん時は頑張ってね」











終わった……。








 燃え尽きた。燃え尽きちまったよ。真っ白に……。









年賀状内容はよくご確認の上お申し込み下さい。




 いや、良い社会勉強になりましたよ。


ホームサイトへの案内状
 天深憂子のラブストリー、前編まで取りあえず書き上がりました。
 新キャラ、九羅凪孔汰君いかがでしょうか。彼に関しては非常に産みの苦しみを味わいました。最後の最後のまで、なかなかキャラが固まりませんでしたので(今もちょっと固まりきっていない感が(汗))。
 
 さてさて、【前編】には露骨な物からさり気ない物まで、かなりの伏線を散りばめさせて貰いました。ホント、全部回収できんのか!? ってくらいに(笑)。いや、勿論回収しますけど。
 太郎は相変わらずブッ飛びキャラで、ヒジョーに動かしやすいんですが、気を抜くと彼の能力で何でもアリになってしまうので、極力押さえ気味にしているつもりです。それでも非常識パワーで前面に出て来ちゃうんですけどね(笑)。

 今作の主人公、憂子。うーん……同情してしまう(笑)。「成仏」の時から太郎のことを好きみたいな感じは出していたんですが、ここまで思い詰めた風になるとは。や、意外でした(無責任)。

 【後編】はなるべく早く書こうと思っているのですが、リアルでの仕事か最近立て込んできたので、ちょい遅れ気味になるかも知れませぬ。早ければ来週……遅くても再来週にはアップしたいと思っておりますので、少々お待ち下さいませ。ではではー。

ホームサイトへの案内状 

 ---------------------------------------
 『キミの口から腹話術、してくれますか?【前編】』を早速読んで下さったお二方! どうも有り難うございました! 【後編】も頑張りたいと思います!
 2月の上旬、私の会社にISOの内部監査が入ることになりました。
 ISOというのは会社での決まり事をまとめたもので、いわば業務を行う上での手順書のような物です。
 内部監査は、その手順通り分析や資材保管が行われているかどうかをチェックするもの。
 で、用意しなければならないのが沢山の書類です。
 抜けている書類がないか、本来あってはならない書類はないか、各責任者が調べなければなりません。
 私も一応責任者の一人なんですが、ドコをドウすればいいのかイマイチ分かりませんでした。なので先輩に聞いてみると、


「あ、飛乃君さ。取りあえずコレはもう前の書類で、今は第三版が発行されてるからそれと差し替えないとならないのね。それで前のはもう要らないから、無効にしなきゃならないの」


 どうやら不要な書類があったようです。


「あれ、こっちまだ生きてるのに無効になってるじゃん。コレダメだよ。見つかったら不適合になるから生き返らさないとね」


 まだ必要な書類もあるようです。
 ですがどのような手続きをすればいいのかイマイチよく分かりません。
 ついでなんで聞いてみると、


「あー、だからさ。コッチの書類は本社に送って無効の判を押して貰うのね。で、向こうから帰ってきたら無効の書類入れとく棚が向こうの方にあるから、そこに仕舞うの。で、コッチのは無効無効にして生き返らさなきゃなんないから、もっかい向こうに送って向こう無効の判押して貰わなきゃなんないの。コッチにはないから。そしたらこのファイルに戻して向こうっ側の棚に入れとけばそれでおわり。分かった?」






 さっぱり。





 うん。日本語ってホント難しいよね。
 ってか、イジメられてる?


ホームサイトへの案内状 
 ---------------------------------------
 『貴方に捧げる死神の謳声 第一部』を最後まで読んで下さった方! お疲れさまでした! そして有り難うございました!
 えー、昨日の夜。私がゲームをしていると突然携帯が鳴りました。
 ディスプレイに表示されたのは見知らぬ番号。
 取りあえず出てみると、

「剣弥ー? 分かるー? おばーちゃん」



 背筋が凍り付きました。

 電話の主は母方のおばあさん。私との相性は絶に悪いです。
 しかも年末実家に帰った時、弟の結婚話に大反対していた母親の味方。あの時も弟を責め、私には真面目に結婚するようにとキツク言ってきた本人です



 ぶっちゃけ天敵です。



 そんな祖母が私に直接電話とは。お見合いの話しでも持って気やがったのかテメーヤローシメルゾと本気で思いました。
 が、

「今ねー、おチビちゃん達が来てんのよー。お正月に挨拶できんかったでしょー。丁度良いから今しといてー」

 『おチビちゃん』というのは、今年で高二、中三になった私の二人の従姉妹のことです。
 祖母は二人がどんなに大きくなっても『おチビちゃん』と呼びます。昔から言い慣れた呼び名だからでしょう。

 まぁ、ともかくケンカを売りに来たわけではなさそうなので一安心。
 私が「分かった」というと、電話の向こうで声の主が変わりました。

「剣にーちゃん。あけましておめでとーございます」

 最初、誰だか分かりませんでした。声が全く違っていたからです。
 彼女達と最後に会ったのはもう五年以上も前。私が大学院の実験やら就職活動やらで忙しくなってからは、まったく会っていませんでした。
 懐かしいなー、と思いながら「あけましておめでとう」。
 そして第二声を発そうとした私は固まってしまったのです。


 共通の話題がない。
 

 これ以上何を喋ればいいのか分からない。


 しかし大阪人として会話を盛り上げないわけには行きません。
 私の頭はプレステ5の処理速度バリに高速回転。過去の出来事が走馬燈のように頭を駆けめぐります。
 脳内で過剰分泌されるノルアドレナリンとよく分からない紫色の液体
 日常が戦場に、安寧が「ありえねー!」に変わり始めた時、私の頭にが舞い降りたのです。




「せ、背どのくらいになった?」




 『つまんねーよ』というが。




「ん、んーと、今160ちょい、かなー……」




 終わった。終わってしまった。
 会話が続かない。そもそも身長の話題を膨らまそうなんて無理だ。

 私はすぐに次の話題を要求されました。


「そ、そっか。えーっと……今いくつになったんやったっけ」


 『もう帰れよ』というも降って来ました。


「今年で17、かな……」


 苦しい。もの凄く息苦しい。
 濃度が足りない。笑いの濃度が。
 ボケろ。何とかボケて盛り上げろ。
 私の中のもう一人の自分が叫びます。


「そっかー。もう17なんやー、早いなー。俺まだ16かと思ってたわー。ボケとんなー



 『終了』というが目の前に差し出されました。



 結局、相手も話が続かないことを悟って妹にバトンタッチ。
 すでに頭の中、脱血漏流(だっちろうる)の私には、当然気の利いた言葉など思い浮かばず、あえなく撃沈。


 受話器を置き、私はゲームを再開することも忘れてしばらく放心しておりました。
 ……なんと言いますか、ひょっとしてコレが俺の真の実力? みたいな。


 過ぎ去った時間はもう取り返せない。
 きっと彼女たちの頭には『論外。の価値なし』とインプットされたことでしょう。
 嗚呼……。


ホームサイトへの案内状 

 ---------------------------------------
 謝楽さん! 『誰が為に冥霊は吼える』へのご感想どうも有り難うございました! 嘉木堂のセリフ回しは意識して凝った部分もありますので、印象に残ったと言っていただけると嬉しいです。
 またいつか長編を書こうかと思っておりますので、嘉木堂と藍原さんの夫婦コンビを支えてあげてください(笑)。
 今から三ヶ月ほど前。私の頭を非常に悩ませている物がありました。

 それは電気代。

 月、8000円。

 真夏とか真冬だったら分かるんです。毎日エアコン、ガンガン入れますから大体こんなもんなんです。
 しかし三ヶ月前と言えばまだそれなりに暖かい日の多かった時期。エアコンは殆ど使っていませんでした。
 にもかかわらずこのお値段。
 ここにエアコン代がプラスされると確実に諭吉さんの出動要請がかかります。
 おかしい。
 何かがおかしい。
 去年の今頃は5000円くらいだったのに……。
 
 私の頭によぎる嫌な予感。
 まさか漏電?

 取りあえず使っていない電源のブレーカーは全て落として様子を見ることに。
 そして一ヶ月後。
 ポストに入っていた電気代の明細書には8520円という意味不明な数字が……。
 更に上がっている。なぜ……?

 漏電ではない?

 私は必死になって考えました。
 いくら何でも月、3000円の追加徴税は痛すぎる。

 去年と今年の違い。何だソレは?

 テレビを薄型液晶に変えた?
 いや、それだけでこんなに上がらない。なにより私はテレビを殆ど見ない。ちょっと衝動買いしてみただけ(ぉぃ)。

 自炊の回数が減って弁当を暖める回数が増えた?
 いや、たかが電子レンジ代だけで3000円は増えない。なによりウチの電子レンジは20秒以上温められない。それ以上動かすと変な音がし始める(そっち先に買えよ)。

 パソコンをつけている時間が長くなった?
 いや、去年の方が長かったはずだ。RPGの自動レベル上げのために一晩中付けていたから(廃人仕様)。

 じゃあいったい何なんだ。

 去年と今年の違い。

 あと残っている違いと言えば、そう……

 風呂場の乾燥機を3時間ほど付けっぱなしにしているくら――








それじゃん。







 おもわず脳内ツッコミが聞こえた瞬間でした。

 だって念入りに乾燥したかったんだもん……

 この乾燥時間を20分に落とした月からはちゃんと5000円前後の電気料金に戻りました……。orz 

ホームサイトへの案内状 
 今日、試作品の製造立ち会いに行って参りました。
 一緒に行ったのは、かなり年上の先輩。私のオヤジと同じくらいの年齢でしょうか。
 そしたらその人、立ち会い場所にあった物がよほど珍しかったんでしょうか、もう色んな機械見てまわってずーっとウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロしておりました。
 そんな彼の後ろ姿を見ながら、私はふと自分のオヤジのことを思いだしたのです。

 あれは私が大学生の頃、初めて一人暮らしをする当日のことでした。
 もうお金や書類なんかはすべて渡し終え、後はカギを貰うだけという日。
 オヤジの車を借りて不動産屋に行こうとした時、オヤジが「剣弥だけやったら心配やから俺も付いていく」と言い出したのです。
 心配も何も、後は簡単な説明を受けてカギを貰うだけなのですから別にコレと言って口出しする部分はありません。
 とはいえオヤジの車を借りるのですから断るわけにも行かず、しぶしぶ同行させました。
 
 で、不動産屋に到着し、部屋についての説明が始まった時です。

「えー、それではですね……」

 ガタン、といきなりオヤジが立ち上がりました。
 何事かと思いオヤジを見ましたが、別に何を言うでもなく、オヤジは黙って不動産屋に置いてあったパソコンに向かいました。
 不動産屋は気を取り直して説明再開。

「まずゴミの出し方なんですけど……」

「へえー、ここのOS。windowsやなくてDOSなんか」


 オヤジの独り言乱入。
 
 取りあえず無視して説明を続けて貰います。

「燃えるゴミはですね……」

「おおー、懐かしいスクリーンセイバーやなー」

 最初より大きな声で独り言再乱入。

「げ、月水金に表にあるゴミ集積所に出してください。それから燃えないゴミは……」

 ガタン、とまたオヤジが立ち上がりました。
 私は目で、不動産屋に無視して続けるように促します。

「一応指定されたゴミ袋がありますので、そちらに……」

 ガー、と自動扉が開く音。
 オヤジは無言で店を出ていきます。

「そ、それから、ビンカン、あとペットボトルとかはですね、この二つとはまた別に回収しますので、月の最初の金曜日に……」

 ガチャン、と店の裏口が開きました。
 入ってきたのはオヤジ。

「え、えーっと、あとは……そうそう。ユニットバスにあるトイレなんですけど、コチラで清掃の方を済ませておきましたので……」

「ここって、いつもどの位お客さん来んの?」

 いきなり事務の女性と会話し始めるオヤジ。

「んー、え、えーっとですね。冷蔵庫の方は備え付けの物がありますのでそちらを使って頂いて……」

「へー、けっこー微妙っちゃ、微妙なんやな」

 失礼なことをズケズケと言うオヤジ。

「じゃ、じゃあ、コレが、部屋のカギと地図ですので」

「お、終わったか剣弥。ほな行こか」





 何しに来たんだよ、お前。




 ハッキリ言って邪魔以外の何者でもありませんでした。




 教訓:大人はちっとも大人しくない。


ホームサイトへの案内状 

 ---------------------------------------
 藤間さん、『してくれますか?』シリーズ全て読んでいただいてどうも有り難うございました! 『飛乃ワールド』とまで言って頂けると、嬉しいやら恥ずかしいやらで困ってしまいますが(///)、楽しんでもらっているようで一安心です。
 『してくれますか?』シリーズは、現在第四作目を鋭意執筆中ですので、今週中くらいには【前編】をアップ出来ると思います。ではではー。
 えー、本日。お昼ご飯を食べて戻ってくると、居室が妙にざわついておりました。
 するとざわめきの集団にいた人の一人が私の姿を見つけ、なにやら嬉しそうに話しかけてきたのです。

「あ、飛乃君さ。なんか差出人よく分かんない荷物あるんだけど。見覚えない?」

 その時の彼の顔はなんと言いますか、さしずめ


 無くしていたパズルのラストピースを見つけた時のような……


 いや違うな。


 
 そう、まるで


十年来の友に出会ったかのような……



 いやいや待て待て。
 さらに適切な言葉を当てはめるとすれば、そう――












『犯人はお前だ!』










 と言わんばかりの勢いでした。

 が、私はそんな荷物とんと覚えがございません。
 なので「知らない」と正直に答えると、

「あれー? っかしーなー。そんじゃ誰のだよ。この変な荷物」

 まったく人騒がせな……。






 …………。
 ……ん?






 私ってそんな目で見られてたんですか?

ホームサイトへの案内状 
 昨日も書きましたが、私はお酒を飲むと、ちょっと記憶が飛んだり、ちょっと奇行に走ったりします。

 ところでこの『ちょっと』という言い回し。実は二つの意味が含まれていることを、皆さんご存じでしょうか。

 あれはそう。私がまだ高校生の時です。
 あの時も似たようなことを言われ続けておりました。

「飛乃君なー、ちょっと物理の成績悪いなー」

 担任の教師にこう言われた時、私は妙な安堵を覚えました。
 だって、『ちょっと』なんですから。
 つまり逆に言えば、少し勉強すればなんとかなるということ。お話にならないレベルではないことを知って、私はちょっとだけ勉強量を増やしました。

 しかし次の模試の結果を知らされた時も、

「うーん。物理、もーちょっとガンバロか」

 またしても『ちょっと』と言われました。
 どうやら私の思っていた『ちょっと』とは量が違ったようです。なので、もう少しだけ勉強量を増やしてみました。

 しかし二学期の中間テストの結果を知らされた時も、

「やっぱ物理がちょっとなぁ……」

 まだ足りないようです。なかなか実に結びつきません。
 まぁ勉強量を増やしたからといって、それがすぐに結果につながるわけではありません。気長にやるだけです。

 で、二学期の定期考査。
 この時は三者面談でした。
 私と母、そして担任の教師が顔を合わせ、今回の成績について話し合いました。

「あのー、飛乃君のお母さん。飛乃君、真面目に頑張ってくれてるんですけど、ちょっと物理が弱いみたいなんですよ。もーちょっと頑張ってくれたら、いい大学行ける思うんですわ」

 先生はいつも私に言っているのと同じ言葉を母にも言い、その日の面談は終了しました。
 そしてその日の帰り道。母と二人で歩いていると、

「剣弥。ちゃんと先生の言うこと聞いてた?」
「ああ、せやからもうちょっとだけ頑張ったらええんやろ? やってるって」

 私の脳天気な言葉を聞いた母は、少し訝しげな顔になり、

「アンタ、ゆーとくけど先生が言っていた『ちょっと』『少し』って意味とちゃうんやで?

 ……へ?

 思わず目が点になったのをよく覚えています。

「もーちょっと頑張らなアカンゆーたら、大分性根入れて勉強せなアカンゆーことなんやで? わかっとる?」

 ……そ、そうなんッスか?

「……その顔は分かってへんかったな」

 はい……スイマセン。

 まぁ、そんなわけで認識を改め、かなり気合いを入れてやった結果、先生から『ちょっと』とは言われなくなりましたとさ。
 めでたしめでたし。

 けど日本人って、なんで肝心なことまで奥ゆかしく言うんだろーね。これがお国柄ってヤツなんでしょーか?


ホームサイトへの案内状 
 ---------------------------------------
 『麻緒と黒魔術と白い恋』に感想を下さったあおいさん! ご指摘の部分はごもっともだと思いました! また時間を掛けて感想返し書かせていただきます!
 えー、本日。昼すぎまで死んでました。
 原因はエタノールより分解された過剰量のアセトアルデヒドが、酢酸に移行することなく脳内に溜まり続けていたから。

 ぶっちゃけ二日酔いです。

 昨日、部屋でお酒を飲んでいる時、物足りなかったのでおかわりをしてしまったことが大きな原因でした。

 で、十二時過ぎにフトンからもそもそと這いだし、部屋の電気をつけた私の目に驚愕の光景が。













なぜリビングに便所のスリッパが……?












 えー、以前も書いたと思いますが、私はお酒を飲むとちょっと記憶がなくなります。
 まぁ知らない間に部屋が綺麗になっていたり、ゴミが捨てられていたり、熱帯魚の水替えがされていたりするのは別にいいんですが、勿論とんでもないことをしたりすることもあります。



 観葉植物の葉にラクガキしてみたり、



 実家に無言電話してみたり、



 ネットで掲示板荒らしてみたり。



 ……ちっさいなー、俺。

 まぁそんなわけで、目覚めと同時にヘコむこともしばしば。
 そして今日も大いにヘコみました。

 便所のスリッパを履いて歩いたと思われるところを片っ端から雑巾で拭いて、終わったのが一時半。
 お腹も空いてきたので、お昼ご飯でも作ろうかと食器棚を見てみると、














なぜ熱帯魚のエサが……?


















 茶碗とコップの間に、いつも熱帯魚にあげているエサの入れ物がちょこんと座っておりました。
 考えました。
 それはもう一生懸命。
 コレがココにあると言うことは、私は酔っ払って何かとんでもないことをしたはずです。

 エサの入れ物を片手に持ち、悩み続けること五分。































 そうだ。



 そうですよ。



 私、昨日、








 食べました。









 熱帯魚のエサを。










 で、殆ど味なんかしなかったんで、勢いでバクバクと……。









 う……
















 教訓:世の中知らなくて良い事の方が多い(ツッコムとこ違う)。


ホームサイトへの案内状 
 ---------------------------------------
 ウェブ拍手で心温まるメッセージを送って下さった方! ありがとうございます! あなたの言葉を支えにコレからも小説、日記、共に頑張っていきたいと思います!
プロフィール

Author:飛乃剣弥
最近、色んなことがどーでもよくなってきた。
それでも20%の酸素は必要。
特技は暴飲暴食と上司にタメ口。
スタンドは『ザ・ワールド』(よく無自覚に空気を凍り付かせる)。
ある種の相方

Side:バナジウム虎吉
 かえってきたツッコミ猫。
 マジに怒るとヒゲにシワがよるらしい。
 あと♀。
リンク
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
登場人物相関図

clickで大きくなります
登場人物紹介
『魔女』
 現部署の同僚。女性。その柔和な微笑みは5人もの男をたぶらかし、飾り気のない言葉はオヤジ衆限定で大ウケする。真面目で頑張り屋さんなんだけど、薄氷でできた心を持つ、庶民的魔女の代表格。上唇の産毛が、近距離だとヒゲっぽく見えるのは、私が墓場へ持ち込むアーティファクトの一つ。


『漢♀』
 現部署の後輩。一応女性(諸説あるらしい)。2010年三の月に舞い降りた世紀末の大悪魔。万物流転の原理すらねじ曲げ、彼女の覇道にぺんぺん草なし。推定年齢50億26歳。今の地球は彼女が小学校の時に、図工の課題でやっつけ的に作ったというのが最も有力。


『イジメてちゃん』
 現部署、他チームのリーダー。男性。高い権力と低い物腰を併せ持つ、癒し系愛すべきバカ。仕事のふられっぷりは一人前、小言を言われる時は一番前。リーダーオーラ皆無、人生運皆無。「コラ!」と言えない、「いいえ」も言えない。身長A、性格S、男前度B、ストレス性胃腸炎度SS。


『毒メン』
 現部署の後輩。男性。世にいる大半の女性をトロかす甘いマスクから、悪意皆無の猛毒を吐き出す。ポリシーは一貫する、周りからの視線は完スルー。自分大好き、自分が一番、自分よければ全てよし。取り合えず俺最高。身長A、性格D、男前度SS、ジャイアン度SS。


『テキトー』
 現部署のリーダー。男性。貫禄のあるお腹が特徴的な三等身デフォルメキャラ。人生テキトー、大の甘党。体の大部分はチョコレートで構成されており、糖分が切れると極端に動きが鈍くなる。身長A、性格A、男前度B、無責任度SS。


『大胆撫子』
 現部署の新人さん。直属の後輩女性。清廉、華憐、お淑やかと三拍子揃った、大和撫子の純血を受け継ぐ絶滅危惧種。彼女の存在プライスレス、ホントにこの会社で良かったのかプレイスレス。時々飛び出す予想外の発言が、おじさん心を巧みにくすぐる。身長B、性格A+、美人度A+、言葉のマジシャン度S。


『逆コナン』
 現部署のボス。自他共に認めるスケベ親父。オンリーワンが大好き、ロンリーワンが大嫌い。本人は周りから人気があると思い込んでいるが、半分以上が同情であることに気付いていない。身長A、性格B、男前度B-、ロリコン度S+。


『シャドウゲイト』
 現部署の先輩女性。女性では最年長。ビーバー顔、フィーバー体質。おだててやれば際限なくテンションは上がっていくが、お世辞だと見抜かれると急降下。そして死。身長B、性格C-、美人度D、おかあさん度SS。


『ザラキ』
 現部署の後輩女性。帰国子女。英語ペラペラ、日本心ペラペラ。“気遣い”の意味を若干はき違えているところがあり、親切心で人の精神を谷底へと突き落とす。身長C、性格B+、美人度A、クリティカル率S。


『ジェシー』
 本妻。五年間連れ添い、数々の艱難辛苦を共に分かち合ってきた喪服美人。しかし旦那の勝手な都合でオーバークロックさせられ、メモリを半減させられ、あまつさえ超ハイスペックな側妻に旦那を寝取られてしまった悲劇の団地妻。復帰のため、側妻に呪いを施し中、らしい……。


『キャサリン』
 側妻。最新のCPUを内蔵した、超ハイスペックなキャリアウーマン。が、非常にプライドが高くて気むずかしく、起動させるだけで多大な労力を割かれることもしばしば。また起動後も、こっそりアイコンを消したり、DVDドライブをガン無視したりなどのお茶目なイタズラを連発し、旦那を振り回している。


『トリビアン』
 元上司。すでに退職。男性。四十代後半。強い者に弱く、弱い者に強い。常に底知れない小物オーラをまとう。何にでも『へぇーへぇー』と返すため、ソレが重要かどうかの判断が非常に難しい。必殺技は『赤ちゃん喋り』。


『アバウト・ミー』
 前テーマのリーダー。男性。三十代後半。血迷って大手企業を退職し、我が社の所長の怪電波に捕らわれた哀れな中途採用者。生き方もいいかげんなら、言動のすべてがいいかげん。なんとなく『ヨソ様』に通じるところがある。必殺技は『KYっておいしいの?』。


『デコっぱら』
 前部署の先輩。女性。三十代前半。人当たりがよく、愛嬌もあり、十人中九人が可愛いと言うだろう容貌の持ち主であるが、残念ながら額に三段腹がある。必殺技は当然『上目遣いから怪光線』。


『年下おかみ』
 前部署の後輩。女性。二十代半ば。肌の色、言葉遣い、身にまとうオーラ、全てが白い。一見すると良家のお嬢様だが、実はとんでもない秘密兵器を隠し持っている……と勝手に妄想して私が一方的に崇め奉っていた……が、本当に持っていたことが発覚。その必殺技は『暗黒面オーラ』。聞く者の服従心を強制的に引き出す恐ろしい技である。コレにより『年下あねご』から『年下おかみ』にクラスチェンジ


『人妻カオス』
 前部署の先輩。女性。三十代後半。やることなすこと全てが突飛で人畜有害。自爆することもしばしば。社歴が長いわりにルーチンワーク専門。必殺技は『残念なことが。失敗しちゃった』。


『お局様』
 前々々部署で非常にお世話になった女性。推定年齢五千歳。妖怪の生まれ変わりとのウワサも。いろんな意味で怖い。


『飛躍魔人』
 前々部署の直属の上司。女性。三十代後半。頭はキレるが、思考に脈絡のないことが多い。面倒見はいいが、軽い口調で大仕事をふる。怖い。


『死語使い』
 前々部署の大先輩。女性。三十代後半。「ロン毛」「アウトオブ眼中」などの死語をたくみに使いこなす。美人だが静かにキレる。怖い。


『ミス・ミスター』
 本社に異動となった一期上の先輩。女性。三十代前半。「液々しちゃう」「照りっぱなし」など、地球外言語をよくたれ流す。基本的にほわほわとした性格だが、笑顔でキレる。怖い。


『ブラック・マジョム』
 前々部署の先輩。女性。三十代前半。結婚願望が非常に強く、食虫植物のように相手を狙っている。声は幼く可愛らしいが頭の方はそれ以上に幼く、言って良いことと悪いことの区別がついてない。素で破滅の言葉をバラまく。怖い。


『ヨソ様』
 四つ下の後輩。男性。二十代前半。とにかく怖いもの知らずで、常に我が道を行く。本人の知らないところで、私に実害が及んでいるケースが多い。怖い。


『ザ・ハーレム』
 本社に異動となった前々上司。男性。四十代後半。五人の女性を一度に相手にしたことがあるらしい。「女子大生」と「女子大学生」の違いに異常なこだわりを持つ。ヌルい。


『サリ平』
 元特許部署の人。男性。三十代後半。「サリーちゃんのパパ」と「波平」のキメラ体。現在は退職してプー。基本的に毛深いが大切なところは薄い。ハゲい。
最新コメント
[04/01 飛乃剣弥]
[04/01 いずぽい]
[04/01 yube]
[04/01 兄さん]
[03/30 飛乃剣弥]
最新記事
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]